「乍恐奉申上返答口上覚控え」第七頁、上の五~六行目
解読 の肩幸右衛門山より者、當村領分ニ而、先年
与り支配仕来り御座候。此段乍恐被為(聞召分)
読み (瀧)の肩、幸右衛門山よりは、当村領分にて、先年
より支配つかまつり来たり御座候。此の段恐れ乍ら(聞こし召し分け)させられ、
解説 (滝の肩の所の)幸右衛門さんの山からは。 「先年与り」・・・「与」はヒラカナの「よ」。 「御座」の下の右へ留めているような横棒が「候」です。 「此段」・・・これも難しい崩しです。形で覚えるしかありません。 「乍恐」・・・恐れ乍ら。 「被為」・・・下から返って「させられ」。