「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第七頁、上の七、八、九行目
解読 八日之夜有田上村領 三好谷より出火有之
折節其夜者大東風
読み 八日の夜、有田上村領、三好谷より出火これ有り、
おりふし其の夜は大東風
解説 「八日」・・・「日」は簡単な字ですが、読むのは困難です。 「有田上村領」・・・「有」も「田」も難しいですが、もう慣れた事でしょう。「領」も形で覚える。 「出火有之」・・・出火これ有り。 九行目最初は「折節」です。『おりふし』、ここの意味は、「偶々『たまたま』。ちょうど其の時。 「其夜者」・・・其の夜は。「其」も「者」も何度も出ますからもうお分かりでしょう。今日は比較的簡単でした。
以前から自分の郷土史に興味があり、古文書のコピーも
入手していますが、何分教えていただく方を存じ上げません。このブログを拝見致しまして、逐一解説されていること
を読ませていただき、感服しております。地元の歴史資料
館に行き勉強もした時期もありましたが、今はその時間が
とれず、自宅でインターネットたよりに古文書を解読しており
ます。ぜひとも、お教えをお願いしたのですが・・・
開設の際、冒頭で述べました様に、私自身で古文書を解読し、他の人に教える力は未だありません。このブログは、私が習った古文書の解読を、興味をお持ちの方にお伝えして、少しでも拡げて行きたいと言うのが趣旨で始めたものです。私が習った範囲で解る事は、惜しげ無くご披露致しますので、今後ともご愛読・ご勉強下さい。なお、「解説」欄は私独自の解釈で行っています。疑問の点が有りましたら、いつでもコメントでご意見をおっしゃって下さい。