古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十八章 潮御崎神社・古記録その八十九

2013年09月11日 04時56分37秒 | 古文書の初歩

 

 

潮御崎神社古記録第二十二ページ「三浦再々申入口上」の六行目

 

解読 義合点不参候。頃日三通之返書何連之宮共不被(申越)

 

読み (存ぜずとの)義合点参らず候。頃日三通の返書何れの宮とも申し越されざる

 

解説 (其の方存ぜずとの)「義合点不参候」・・・お前が知らないと言うのは、承知出来ない。「合点」の読み方は『がってん』又は『がてん』。意味は「承知」。「不参候」・・・参らず候。 「頃日」・・・読みは『けいじつ』、意味は「このごろ」「近頃」。「頃者」『けいしゃ』とも言います。 「返書」・・・回答書。返事。「書」が難解です。「出」によく似ています。何度も出て来ました。形で覚える字。 「何連之」・・・何れの。「連」は変体仮名の「れ」。 「宮共」・・・宮とも。「共」は当て字です。 「不被(申越)」・・・下から返って、「申し越されざる」・・・言って来ない。


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