古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第九章 将軍家茂公の串本上陸・その三十九

2012年01月22日 09時06分07秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

家茂公第十四ページ(上の写真の五行目~六行目)

解読    御停泊所ニ而引網之儀別紙之通大坂表より

      申越候付、左之ケ所に而書面之趣を以

読み方   御停泊所にて、引き網の儀、別紙の通り、大阪表より

      申し越し候に付き、左のか所にて書面の趣を以て

解説  「御停泊所」・・・「停泊」は癖のある字で読むのは困難です。 「ニ而」・・・小さい字ですが、「にて」。に於いて。 「引網」・・・網を引いて魚を捕る。地引き網のようなもの。公方様は舩上から見るわけですから、地引き網とは少し違います。 「大坂表」・・・「表」はちょっと読めません。「表」と表記する場合は、役所・官庁の所在する都市の時使います。 次は欠けていますが、「より」の合成字です。 最終行、「申越」・・・「申」はPで分かりますが、「越」は難しい。 その下の点は「候」です。 「左」は「エ」が右上へ上がっています。 「ヶ所」・・・箇所。 次ぎに「に而」・・・「にて」があります。 「書面」の次は「之」。次は「趣」これも難解。 「を」と「以」の間に一字有りますが、分かりません。


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