「漂流外国物語」第六十一ページ、上の一~二行目
解読 打付、弐寸角長サ六尺位之棒弐本の上へ箱を横ニ乗せ
縮緬之切ニ而縄ニなひからミ付、絹地江結構なる縫
読み 打ち付け、二寸角長さ六尺位の棒二本の上へ箱を横に乗せ
縮緬の切れにて縄にないからみ付け、絹地へ結構なる縫い
説明 「六尺位の棒弐本」・・・「棒弐本」が読みにくい。 「上へ箱を
横ニ乗せ」・・・「箱」・「乗せ」が難しい。 「縮緬」・・・『ちりめん』。
薄くて読むのは無理ですが、絹織物の一種。 「切ニ而」・・・「切」は
「切れ」と読み、「布切れ」の意味です。 「縄ニなひ」・・・「縄に綯い」・・・
縄に綯う。『なう』。より合わせて縄にする事。 「絹地江」・・・
絹地へ。「絹」も難解です。 「縫」・・・これも読むのは無理です。