古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百十三

2016年12月19日 08時37分21秒 | 古文書の初歩

 


 


 

「漂流外国物語」第六十一ページ、上の一~二行目

解読 打付、弐寸角長サ六尺位之棒弐本の上へ箱を横ニ乗せ

    縮緬之切ニ而縄ニなひからミ付、絹地江結構なる縫

読み 打ち付け、二寸角長さ六尺位の棒二本の上へ箱を横に乗せ

    縮緬の切れにて縄にないからみ付け、絹地へ結構なる縫い

説明 「六尺位の棒弐本」・・・「棒弐本」が読みにくい。 「上へ箱を

横ニ乗せ」・・・「箱」・「乗せ」が難しい。 「縮緬」・・・『ちりめん』。

薄くて読むのは無理ですが、絹織物の一種。 「切ニ而」・・・「切」は

「切れ」と読み、「布切れ」の意味です。 「縄ニなひ」・・・「縄に綯い」・・・

縄に綯う。『なう』。より合わせて縄にする事。 「絹地江」・・・

絹地へ。「絹」も難解です。 「縫」・・・これも読むのは無理です。