古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十四章 免定 ① 其の六

2015年11月14日 07時18分31秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「免定 ① 」第二頁、上の四~五行目

 

解読  高百八拾五石八斗壱升壱合五勺   田方

     取 百四石三斗九升五合

 

説明 「百八拾五石」・・・「五石」のところが読みにくい。 「八斗」・・・ここの「斗」は相当変わった書き方です。 「勺」も変わった書き方です。「夕」に見えます。「一勺」『いっしゃく』は「一合」の十分の一。 「田方」・・・この「方」の意味が解りません。次にも「畑方」と出て来ます。 四行目の「取」は前回同様読みにくい。取り分。ここでは「百」と「斗」が難しいです。 この場合の「免」は五つ六分一厘八毛三糸(0.561832)となります。この率は本文中どこにも出ていないのに、どのようにしてこの「取」が計算されたのか、判りません。

十一月六日付け、第五十三章其の十四の□□の箇所読み方がわかりました。「埒明ケ」です。六日付けの本文は修正しました。