古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十一章 乍恐御断書付 (有田文書)其の十一

2015年05月28日 06時01分01秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐御断書付」第二頁、上の七~八行目

 

解読 田并上村之者、火を付候儀慥成ル

    證拠等無之候ハゝ、急度ケ間敷

 

読み 田並上村の者、火を付け候儀慥かなる

    証拠等これ無く候わば、屹度がましき

 

解説 「田并上村」の次は、「之者」・・・田並上村の人が。 「火を付候儀」・・・放火したと言う事。 最後は読むのは困難ですが、「慥成ル」・・・『たしかなる』。確実な。 次の行始めも難解。「證拠」・・・証拠。『しょうこ』、「證」は旧字体です。 「無之候ハゝ」・・・これ無く候わば。確実な証拠も無いので。 次ぎも難しい、「急度ケ間敷」・・・『きっとがましき』、絶対に間違いのないと言う様な。