古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第八章 レイディ・ワシントン号・その四十

2011年11月15日 09時28分58秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第十五ページ(上の写真の九~十行目)

解読   不限付置候而、沖間漂流之様子有無

     トも追々申出候様、猶入念申達置候。

読み方  限らず付け置き候て、沖間漂流の様子有無

     とも追々申し出で候様、猶念を入れ申し達し置き候。

解説  「付置候而」・・・「而」は「て」。 「沖間」・・・「間」はこの様な崩しです。 「様子」・・・読むのは難しいです。文意から読むケースです。 「有無」・・・「有」はこの様な書き方もあります。 「トも」・・・「ト」は「止」の変体仮名です。 「申出」の下に伸びる線が「候」です。 「候」の崩し方は多種多様有ります。