古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第八章 レイディ・ワシントン号・その三十三

2011年11月08日 09時00分09秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第十三ページ(上の写真の五行目以下)

解読   如此御座候。以上。    早田庄屋 徳太郎 印印印

     四月六日 酉上刻 九木浦庄屋 和右衛門様

読み方  此の如くに御座候。以上。 早田庄屋 徳太郎 印印印

     四月六日酉上刻 九木浦庄屋 和右衛門様

解説  五行目最初の字は「如」です。実際に読めませんが、慣用句として「此の如く」と読みます。 その下も難しいですが、小さい「つ」のような形が「御」。 「座」が縦に長くなっています。座の下の小さい棒が「候」。 最後の記号のようなのが「以上」です。 署名欄は「早田庄屋」と「浦」を省略しています。 「郎」の字も二文字に見えますが、この様な書き方をします。 「印」を横に三つ並べて、超緊急度を表しています。ここでは横に並べる事ができませんので、やむなく縦に並べています。 「酉上刻」・・・午後五時頃。「酉」も読むのは無理です。左の点はキズと思われます。