IBFウェルター級タイトルマッチ
26歳のIBF王者ショーン・ポーター選手(Shawn Porter)が元2階級制覇のポール・マリナッジ選手(Paul Malignaggi)の挑戦を受けた一戦は米国ワシントン州で行われ、ポーター選手が強打を爆発させた4回TKOで勝利してタイトル初防衛に成功しています。(体格比較)
ポーター選手が出てくるところやクロスレンジでカウンター気味に当てる右で好スタートを切ったかにみえた初回のマリナッジ選手。しかし2回に入って王者の強打に早くも捕まってしまいます。
鋭く大きく踏み込んで放つ左ジャブを非常に効果的に使いながら飛びかかるような左フック、接近戦でのダイナミックに振り回す左右フックでマリナッジ選手を深刻なトラブルに陥れます。なんとかノックダウンはこらえるマリナッジ選手なのですが3回にもポーター選手の強打を再三決められて劣勢は明白。4回開始早々に左ジャブ連打からの右でキャリア4度目のノックダウンを喫し、ここは立ち上がったものの再び飛び掛かる左フックで効かされロープに詰まったところをトドメの右フックをブチ込まれてたまらず倒された場面で試合は終わっています。
ガゼルパンチとはこの事か、という飛びかかる左フックが非常に印象的でした。右も強く、そして強打をセットアップする左ジャブが強く正確で非常に有効でした。タフなマリナッジを完全粉砕したこの勝利のインパクトは個人的にかなりのもの。ビッグネームの揃うこのクラス近辺でのビッグファイトに絡んでいく存在への成長を期待したいです。
ポーター選手は24勝(15KO)1分。マリナッジ選手は33勝(7KO)6敗。
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曲者マリナッジに手こずるかと思いましたが見事にフィニッシュしましたね。
このままの勢いで駆け上がるかと思いきや今日の試合で負けるという…
今日の試合を既に見終わったのでまぁ良いのですが、別の試合の結果を書かれると困ります。
私が困るだけなんですが、ネタバレは勘弁してもらいたいです。
この古い試合の記事を最近、このタイムリーな時に上げたってのも悪いのかもしれませんけれど。
気をつけます。