WBOミドル級タイトルマッチ
強打のWBO王者ピーター・クイリン選手(Peter Quillin)がチェコからのベテラン、ルーカス・コネクニー選手(Lukas Konecny)の挑戦を受けた一戦は米国ワシントン州で行われ、クイリン選手が大差の12回判定で勝利してタイトル3度目の防衛に成功しています。(体格比較)
覗き見ガードでプレスを掛けていく挑戦者のコネクニー選手に対し、ガードの脇からねじ込む右フックや、間を抜く右アッパー、上下への左フックなどの非常に力強いパンチを悠々と決めていくクイリン選手。初回の1分以上前に出るだけでパンチを出さなかったように試合を通じて手数が少なく感じられたコネクニー選手でしたが、パンチを出せばその分隙を作ってしまうわけで考えた末の戦い方だったのかもしれません。
実際に6回にショートの左右フックで攻勢に出たところで返された右フックで効いてしまう場面もあったコネクニー選手。左フック連打で勝負を仕掛けた11回も互角以上にラウンドを戦い切りそうなところで最後にクイリン選手の左フックで動きを止められてしまうなど、手数よりもなによりも両者のパンチ力の差がなにより大きすぎました。
公式のスコアは120-108、119-109が2人の3-0クイリン。シロート採点119-109クイリン。
コネクニー選手が接近戦の場面で放つ右ストレートや上下への左右フックなどが王者をキャッチする場面も少なくなかったのですが、どんなパンチを食ってもほとんどノーダメージに見えたクイリン選手。逆にクイリン選手のパンチはどれもまともに当たればやばいと感じさせるシャープで力強いもので、なんというか両者のパンチの質の差が非常に強く現れた一戦でした。
クイリン選手は31勝(22KO)。コネクニー選手は50勝(23KO)5敗。
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