IBFスーパーライト級タイトルマッチ
米アトランティックシティで行われた今年一発目の世界タイトルマッチは、チャンピオンのポール・マリナッジ選手(Paul Malignaggi)がカメールーン生まれのカナダ人、ハーマン・ヌゴージョ選手(Herman Ngoudjo)に12回3-0判定(115-113,116-113,117-111)で勝利してタイトル初防衛に成功しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/bd/b97af50b3fca09b7ad48dd9806ac97c0.jpg)
08年最初の世界戦は論議を呼びそうな際どいものとなりました。
マリナッジ選手の早く的確な左がリードする展開で始まった試合ですが、徐々にヌゴージョ選手のプレスが効いていきます。
スピードで負けていないヌゴージョ選手の右クロス、左フックが王者を捕らえる場面が増えていった中盤戦ではパワーの差が目に付きました。
7回にはヌゴージョ選手の強烈な右を浴びてピンチに陥ったマリナッジ選手。結構効いていて危なかったのですが、一気に仕留めにかかったヌゴージョ選手の攻めが荒くなった事で試合の流れがまた変わっていきました。
8回以降攻めが雑になったヌゴージョ選手に対し、マリナッジ選手のアウトボクシングが息を吹き返します。
10回にヌゴージョ選手の攻撃をくねくね避けながら右アッパーを再三当てていた場面など、マジックマンの異名らしい動きを見せてくれていました。
ただ、マリナッジ選手のパンチはいかにも軽く、その有効性をどう見るかは意見の分かれるところだったでしょう。
ほとんどマリナッジ選手に見切られていた(特に試合後半)、単調で荒いヌゴージョ選手の攻撃でしたが、積極的に前進し手を出し続けていたのも事実。
9回以降のラウンドはどちらに振ってもいいような非常にクロスした内容でした。わたくし的には、激しいプレスで最後の2ラウンズを取ったヌゴージョ選手が接戦を制したと見たのですが、公式の採点結果はマリナッジ選手のボクシングポイントを有利と見ていました。
(わたくしのシロート採点では3~7R,11,12Rを取ったヌゴージョ選手の115-113)
カナダのフランス語での実況で試合を見ていたのですが、この中継では9回以降全部ヌゴージョ選手に振っていてヌゴージョ選手の勝利と見ていたみたい。
まあこれはちょっとヌゴージョ選手寄りすぎかとも思いますが、ヌゴージョ選手にとっては不運な結果だったと言っていいでしょう。
タイトルを獲得した試合での素晴らしいパフォーマンスからこの日も期待していたマリナッジ選手でしたが、この日はパワー不足が前面出てしまった内容でした。
マリナッジ選手は24勝(5KO)1敗。ヌゴージョ選手は16勝(9KO)2敗。
Malignaggi defeats Ngoudjo!
Paulie Malignaggi Unanimously Wins Over Herman Ngoudjo in a Debatable Fight on Showtime
Malignaggi Overcomes a Tough Ngoudjo To Win
MALIGNAGGI WINS CLOSE CONTEST WITH HERMAN NGOUDJO
Judges See Malignaggi The Winner In AC
Malignaggi earns less-than-scintillating decision over Ngoudjo
ラブモア・ヌドゥ対ポール・マリナッジ(2007/06/16)
ヘルマン・ヌゴージョ対ランドール・ベイリー(2007/06/08)
ホセ・ルイス・カスティーヨ対ヘルマン・ヌジョー(2007/01/20)
試合動画(stage6)
米アトランティックシティで行われた今年一発目の世界タイトルマッチは、チャンピオンのポール・マリナッジ選手(Paul Malignaggi)がカメールーン生まれのカナダ人、ハーマン・ヌゴージョ選手(Herman Ngoudjo)に12回3-0判定(115-113,116-113,117-111)で勝利してタイトル初防衛に成功しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/bd/b97af50b3fca09b7ad48dd9806ac97c0.jpg)
08年最初の世界戦は論議を呼びそうな際どいものとなりました。
マリナッジ選手の早く的確な左がリードする展開で始まった試合ですが、徐々にヌゴージョ選手のプレスが効いていきます。
スピードで負けていないヌゴージョ選手の右クロス、左フックが王者を捕らえる場面が増えていった中盤戦ではパワーの差が目に付きました。
7回にはヌゴージョ選手の強烈な右を浴びてピンチに陥ったマリナッジ選手。結構効いていて危なかったのですが、一気に仕留めにかかったヌゴージョ選手の攻めが荒くなった事で試合の流れがまた変わっていきました。
8回以降攻めが雑になったヌゴージョ選手に対し、マリナッジ選手のアウトボクシングが息を吹き返します。
10回にヌゴージョ選手の攻撃をくねくね避けながら右アッパーを再三当てていた場面など、マジックマンの異名らしい動きを見せてくれていました。
ただ、マリナッジ選手のパンチはいかにも軽く、その有効性をどう見るかは意見の分かれるところだったでしょう。
ほとんどマリナッジ選手に見切られていた(特に試合後半)、単調で荒いヌゴージョ選手の攻撃でしたが、積極的に前進し手を出し続けていたのも事実。
9回以降のラウンドはどちらに振ってもいいような非常にクロスした内容でした。わたくし的には、激しいプレスで最後の2ラウンズを取ったヌゴージョ選手が接戦を制したと見たのですが、公式の採点結果はマリナッジ選手のボクシングポイントを有利と見ていました。
(わたくしのシロート採点では3~7R,11,12Rを取ったヌゴージョ選手の115-113)
カナダのフランス語での実況で試合を見ていたのですが、この中継では9回以降全部ヌゴージョ選手に振っていてヌゴージョ選手の勝利と見ていたみたい。
まあこれはちょっとヌゴージョ選手寄りすぎかとも思いますが、ヌゴージョ選手にとっては不運な結果だったと言っていいでしょう。
タイトルを獲得した試合での素晴らしいパフォーマンスからこの日も期待していたマリナッジ選手でしたが、この日はパワー不足が前面出てしまった内容でした。
マリナッジ選手は24勝(5KO)1敗。ヌゴージョ選手は16勝(9KO)2敗。
Malignaggi defeats Ngoudjo!
Paulie Malignaggi Unanimously Wins Over Herman Ngoudjo in a Debatable Fight on Showtime
Malignaggi Overcomes a Tough Ngoudjo To Win
MALIGNAGGI WINS CLOSE CONTEST WITH HERMAN NGOUDJO
Judges See Malignaggi The Winner In AC
Malignaggi earns less-than-scintillating decision over Ngoudjo
ラブモア・ヌドゥ対ポール・マリナッジ(2007/06/16)
ヘルマン・ヌゴージョ対ランドール・ベイリー(2007/06/08)
ホセ・ルイス・カスティーヨ対ヘルマン・ヌジョー(2007/01/20)
試合動画(stage6)
もちろんヌゴジョ選手も強かったんだろうし、相手によって色々変わるものなんでしょうけど、良いパフォーマンスを続けるってのは難しいものなんですねえ。
ウーーム、、、て感じですw
ヌゴージョ選手は採点が競った、議論を呼ぶものになるってのが続いていますね。シャープな動きを見せる好選手である事は確かですが、いつも後半雑になってすっきりと勝ちきれない印象。
この日は7回にビッグチャンスを掴んだ事で力みや荒さが余計に出たしまった感じでした。
マリナッジ選手は、戴冠試合での素晴らしい出来+チャラチャラしていそうな外見に似合わぬリング上での真摯な姿勢が好感の持てる選手です
次戦に期待しています!