内藤大助対山口真吾(2008/12/23)

WBCフライ級タイトルマッチ

東京・両国国技館で行われたWBCフライ級タイトルマッチ、内藤大助選手(Daisuke Naito)対山口真吾選手(Shingo Yamaguchi)の一戦は、王者内藤選手が11回TKOで勝利して4度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)

内藤選手の完勝でした。独特のタイミングから繰り出す右フック、右アッパー。ここから返す左フック。これらの攻撃をよく動きながら先に先に決め続ける内藤選手。2回3回と山口選手のジャブがよく当たり出した場面や試合終盤に山口選手の捨て身の攻撃を浴びる場面など、ペースが変わりかけたシーンもあったのですが、内藤選手の的確にヒットする大きなパンチが終始主導権を支配。
また、山口選手のジャブを貰った2回3回を経て、4回からはジャブの刺し合いで内藤選手が圧倒するなど、両者の力の差を感じた試合でした。
11回にワンツーから返した左フックで効かせ、そこからフォローした右でダウンを奪い、その後の乱打でのストップ。
パンチを食いまくりながらも最後まで止まらなかった山口選手の前進は驚異的で、その熱いハートは素晴らしいものでしたが、もう少し早めのストップでもよかったようにも感じました。（山口選手が反撃を返しているので止めるのが難しいのはわかるんですが、ちと打たれすぎで見ていて怖かった・・）

4度目の防衛に成功した内藤選手は34勝(22KO)2敗3分。山口選手は23勝(9KO)6敗2分。

ボクシング：内藤、十一回ＴＫＯで４度目防衛　フライ級


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