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WBAフェザー級タイトルマッチ
2004年アテネ五輪金メダリストで現WBA王者のキューバ人、ユリオルキス・ガンボア選手(Yuriorkis Gamboa)がメキシコの元暫定スーパフェザー級王者ホルヘ・ソリス選手(Jorge Solis)の挑戦を受けた一戦は米国ニュージャージー州アトランティックシティーで行われ、ガンボア選手が5度のノックダウンを奪った末の4回TKOで圧勝して5度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
ソリス選手のパンチが強くヒットしないギリギリの位置にポジションをとりながら相手の出方をうかがうことに重きを置いていたように見えた初回のガンボア選手。
とは言うものの機を見てシャープな左ジャブ、左フックを飛ばしてプレッシャーをかけていく様からは身長で4.5インチ(11.43cm)、腕の長さで1.5インチ(3.81cm)のビハインドを全く感じさせません。
そして2回開始早々からプレッシャーを強めたガンボア選手のアタックにソリス選手は蹴散らされてしまいました。
2回開始早々にガンボア選手のラビット気味の右でちょっと効いてしまったソリス選手。すかさずフォローされたガンボア選手の左フックダブルでロープに詰まり、左フック右ストレートさらに左のコンビでダウンを喫します。
非常に力強いボディブローなどでソリス選手を追い詰めていく王者はこの回に右ストレートでダウンを追加。(これもラビットっぽかったけど)
続く3回はソリス選手に出させながら左フックや右ストレートのカウンターを狙っていたようにも見えた王者。このラウンド終了間際に見事な逆ワンツーを決めて3度目のダウンを奪った場面で試合の趨勢は決していました。
4回には左フック右ストレートでソリス選手を吹っ飛ばすダウンを奪い、試合再開後の猛チャージで5度目のダウンを奪った場面でのストップでした。
CompuBox Punch Stats: Gamboa-Solis, Garcia-Remillard
Powerpunchs,Punchzone
見事な圧勝劇でまたしてもその強さをアピールしたガンボア選手。ライバルのファンマ選手との激突に期待が高まっていたところだったんですけどねぇ・・・
ガンボア選手は20勝(16KO)。ソリス選手は40勝(29KO)3敗2分。
試合のハイライト動画
Gamboa – Solis Highlights
Yuriorkis Gamboa Beats Down Jorge Solis in Four(Chris LaBate/Boxing Scene)
写真
Photos: Yuriorkis Gamboa Batters Solis Mega Gallery(Boxing Scene)
Report/gallery: Gamboa-Solis(Ringside Report: Rick Scharmberg and Kurt Wolfheimer at Ringside Photos: Ed Mulholland/Fight News)
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わかりません。
そもそもIBFの再軽量のルールが良く分かりません。増量何ポンドまでならOKなのか?オーバーしてると剥奪?
だとして、過去にこのルールで剥奪されたりしたケースがあるのか?
などなど、わからんことだらけです。
あと、熱くなっているのか相手が倒れてからも撃ちにいく所もあり、反則負けを取られそうでヒヤヒヤします。
テリーノリスやロイ・ジョーンズ・ジュニアのようにキャリアに無意味なキズをつけないことを祈っています。
前戦のサリド線でダウン後の加撃で2点減点食ってた反省みたいなものはこの試合で感じました。
ブレイク後に思わず打ちに行こうとしたものの思い直して踏みとどまっていた、とか。
この日、ガンボアの攻撃がラビットパンチになりがちだったのはソリスのディフェンスというかヘッドダウンも大きな要因に私には見えました。
マルチネスとやったシントロンと同じ。
こういうラビットを誘発するようなヘッドダウンも注意して是正させる、といったことが行われるべきだとも思います。