WBA暫定スーパーフライ級タイトルマッチ
メキシコの人気者、元2階級制覇王者のホルヘ・アルセ選手(Jorge Arce)がパナマの暫定王者ラファエル・コンセプション選手(Rafael Concepcion)の王座に挑んだ一戦はアルセ選手の地元メキシコで行われ、アルセ選手が9回終了TKOで勝利して3階級目の王座を獲得しています。

7月にフィリピンの新鋭AJ・バナル選手に勝利して獲得した暫定王座の初防衛戦に臨んだパナマ人王者のコンセプション選手。シャープな攻撃でアルセ選手を追い詰める場面も見せながら、最後は勝利への執念、根性の差に屈したように見えた一戦でした。
試合は、アルセ選手の距離を詰めてからの上下への左フック攻撃がリードする立ち上がり。特にボディへの左フックが有効でした。
しかしスピード、攻撃のテンポ、回転力にかつてのキレが見られないアルセ選手の攻めに対してのコンセプション選手のカウンターブローがアルセ選手を苦しめます。3回に鋭い左フック、右ストレートを浴びて動きを鈍らせたメキシカンカウボーイ。続く4回もプレスを掛けながらコンセプション選手の左フックを何度も決められて、足元が怪しくなる大ピンチに陥ります。
4回終了ゴングが鳴ってコーナーに戻る際も足元をもつれさせていたように、アルセ選手のダメージは浅くはないように見えたのですが、それでも5回以降ダメージの残る体で前進を続け執拗なボディ攻撃でペースを再び奪っていったガッツは見事なものでした。
ハートの強さを見せ付けるアルセ選手の戦いぶりに対し、逆に弱気な姿勢が目立ったコンセプション選手。アルセ選手の体ごと押し込みながらのしつこい攻撃にロープに詰まる場面が増え、アルセ選手の回復を許し、ついには9回終了後にギブアップして試合は終わっています。
アルセ選手のハートの強さ、根性で掴み取った勝利に映りました。
ですが、その精神面の強さがより前面に出る戦いってのは、ボクシングの内容では非常に厳しい戦いであったという事でもあり、アルセ選手の今後は厳しいものになりそうだと再度思わされた試合でした。歴戦の疲労、ダメージの蓄積も心配ですねぇ。
+アルセ選手の獲得した3つの王座のうち2つが暫定王座ですが、これでも3階級制覇って事になるんでしょうか?
アルセ選手は50勝(38KO)4敗1分。コンセプション選手は11勝(7KO)3敗1分。
Jorge Arce Stops Rafael Concepcion in a Slugfest Battle
Arce wins WBA interim belt!
ARCE STOPS CONCEPCION IN 9TH
Jorge Arce Plans To Jump Up To Bantamweight
ホルヘ・アルセ対デビット・ルックマハナック(2008/05/17)
ホルヘ・アルセ対トマス・ロハス(2007/09/16)
クリスチャン・ミハレス対ホルヘ・アルセ(2007/04/14)
ホルヘ・アルセ対フリオ・レア(2007/01/27)
AJ・バナル対ラファエル・コンセプション(2008/07/26)
●ホルヘ・ソリス対ホルヘ・サムディオ
この日のアンダーカードで行われた、WBAスーパーフェザー級王座挑戦者決定戦はメキシコのホルヘ・ソリス選手(Jorge Solis)が4回TKOでパナマからのホルヘ・サムディオ選手(Jorge Samudio)に勝利しています。

4回にボディブローでサムディオ選手がギブアップしてのストップだった試合ですが、ソリス選手は体が開き気味、腰高でバタバタした動き、下半身が安定しないために上滑り気味になる攻撃、攻撃時にアゴを突き出す、正確性に著しく欠けるフワフワした攻撃
などなど非常に不出来な内容に感じました。こんなに技術の無い選手だったっけ・・?と意外な思いでした。
あと、試合のテレビ中継では8回戦と明記されていたこの試合ですが、boxrecによると挑戦者決定戦だった模様?よくわかりません。
ソリス選手は36勝(26KO)1敗2分。サムディオ選手は17勝(7KO)4敗1分。
マニー・パッキャオ対ホルヘ・ソリス(2007/04/14)
ホルヘ・ソリス対オルランド・ソト(2004/03/19)
メキシコの人気者、元2階級制覇王者のホルヘ・アルセ選手(Jorge Arce)がパナマの暫定王者ラファエル・コンセプション選手(Rafael Concepcion)の王座に挑んだ一戦はアルセ選手の地元メキシコで行われ、アルセ選手が9回終了TKOで勝利して3階級目の王座を獲得しています。

7月にフィリピンの新鋭AJ・バナル選手に勝利して獲得した暫定王座の初防衛戦に臨んだパナマ人王者のコンセプション選手。シャープな攻撃でアルセ選手を追い詰める場面も見せながら、最後は勝利への執念、根性の差に屈したように見えた一戦でした。
試合は、アルセ選手の距離を詰めてからの上下への左フック攻撃がリードする立ち上がり。特にボディへの左フックが有効でした。
しかしスピード、攻撃のテンポ、回転力にかつてのキレが見られないアルセ選手の攻めに対してのコンセプション選手のカウンターブローがアルセ選手を苦しめます。3回に鋭い左フック、右ストレートを浴びて動きを鈍らせたメキシカンカウボーイ。続く4回もプレスを掛けながらコンセプション選手の左フックを何度も決められて、足元が怪しくなる大ピンチに陥ります。
4回終了ゴングが鳴ってコーナーに戻る際も足元をもつれさせていたように、アルセ選手のダメージは浅くはないように見えたのですが、それでも5回以降ダメージの残る体で前進を続け執拗なボディ攻撃でペースを再び奪っていったガッツは見事なものでした。
ハートの強さを見せ付けるアルセ選手の戦いぶりに対し、逆に弱気な姿勢が目立ったコンセプション選手。アルセ選手の体ごと押し込みながらのしつこい攻撃にロープに詰まる場面が増え、アルセ選手の回復を許し、ついには9回終了後にギブアップして試合は終わっています。
アルセ選手のハートの強さ、根性で掴み取った勝利に映りました。
ですが、その精神面の強さがより前面に出る戦いってのは、ボクシングの内容では非常に厳しい戦いであったという事でもあり、アルセ選手の今後は厳しいものになりそうだと再度思わされた試合でした。歴戦の疲労、ダメージの蓄積も心配ですねぇ。
+アルセ選手の獲得した3つの王座のうち2つが暫定王座ですが、これでも3階級制覇って事になるんでしょうか?
アルセ選手は50勝(38KO)4敗1分。コンセプション選手は11勝(7KO)3敗1分。
Jorge Arce Stops Rafael Concepcion in a Slugfest Battle
Arce wins WBA interim belt!
ARCE STOPS CONCEPCION IN 9TH
Jorge Arce Plans To Jump Up To Bantamweight
ホルヘ・アルセ対デビット・ルックマハナック(2008/05/17)
ホルヘ・アルセ対トマス・ロハス(2007/09/16)
クリスチャン・ミハレス対ホルヘ・アルセ(2007/04/14)
ホルヘ・アルセ対フリオ・レア(2007/01/27)
AJ・バナル対ラファエル・コンセプション(2008/07/26)
●ホルヘ・ソリス対ホルヘ・サムディオ
この日のアンダーカードで行われた、WBAスーパーフェザー級王座挑戦者決定戦はメキシコのホルヘ・ソリス選手(Jorge Solis)が4回TKOでパナマからのホルヘ・サムディオ選手(Jorge Samudio)に勝利しています。

4回にボディブローでサムディオ選手がギブアップしてのストップだった試合ですが、ソリス選手は体が開き気味、腰高でバタバタした動き、下半身が安定しないために上滑り気味になる攻撃、攻撃時にアゴを突き出す、正確性に著しく欠けるフワフワした攻撃
などなど非常に不出来な内容に感じました。こんなに技術の無い選手だったっけ・・?と意外な思いでした。
あと、試合のテレビ中継では8回戦と明記されていたこの試合ですが、boxrecによると挑戦者決定戦だった模様?よくわかりません。
ソリス選手は36勝(26KO)1敗2分。サムディオ選手は17勝(7KO)4敗1分。
マニー・パッキャオ対ホルヘ・ソリス(2007/04/14)
ホルヘ・ソリス対オルランド・ソト(2004/03/19)
ここ最近のアルセ選手の戦いぶりは少々心配です。
この日のキレの無い動きは疲れ切ったオーバーワークの選手のようでもありました。
早くもバンタム級に上げる話しがあるようですが、以前バンタム級で戦っていた時の出来も悪かったですから余計に心配です。
単なる私の思い過ごしなら良いんですけどねぇ・・
レギュラー王者が名城
暫定王者がアルセ
ミハレス選手は怪我もなく試合をこなしていますが
暫定タイトルマッチが行われた理由は何でしょうか?
スーパーだレギュラーだってのがそもそもおかしな話だと思うのですが、とりあえずその是非は置いておくとして、
1、WBC王者のミハレス選手がWBA王者のムニョス選手との統一戦に勝利しスーパー王者に昇格
http://blog.goo.ne.jp/daisukebe_2006/e/6baa5d132211202d2f784a4c438f487c
2、ミハレス選手の昇格に従って空位となったWBAレギュラー王座の決定戦を1位と2位の名城対河野(9/15)で争われることが決定
3、なんですが、何故かそれに先立つ7月に暫定王座決定戦がフィリピンで行われコンセプション選手が勝利
http://blog.goo.ne.jp/daisukebe_2006/e/f68b6ca2039b6e0f6accbf2f8923f975
4、コンセプション選手の持つ暫定王座に挑んだアルセ選手が勝利
てな流れですね。フィリピンで行われた暫定戦がデタラメの始まりです。何故こんな事態になったのかってのはサッパリわかりません。要するにデタラメって事でしょう。
>さとうくんさん
http://www.wbaonline.com/wchampionships/Champions/champions.htm
WBAの公式ページを見ると名城選手はレギュラー王者、アルセ選手は暫定王者と明記されていますので、これで間違いないと思われます。(ミハレス=スーパー王者)
まあ、そんなところなんでしょうね。
しかしそんな事をして得られる利と失うものとを冷静に秤に掛ければ、その事の愚かさってのは誰の目にも明らかな気がするんですけどねぇ。
選手、関係者、統括団体、ファン。
長い目で見なくても誰も得をする人がいない愚考だと思います。
まあ私の個人的な意見を言えば、もうどうでもいい、ってのが本音ですが・・