
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ
日本の誇る若き怪物・井上尚弥選手(Naoya Inoue)が元王者の河野公平選手(Kohei Kono)の挑戦を受けた一戦は東京で行われ、 井上選手の強さが際立つ6回TKOで勝利してタイトル4度目の防衛に成功しています。
モンスター・井上選手の圧倒的なパフォーマンスでした。スタートから段違いのパワー差でペースを一気に圧倒した井上選手。左フックや右ストレートを見舞うだけで河野選手の足取りがちぐはぐになってしまうほどのド迫力の攻めは見ているだけで恐ろしいほど。
初回から強烈な左フックボディで河野選手の動きを止め、2回以降はボディに加えて顔面への強いブローも再三ヒット。そんな圧倒的劣勢の流れの中、接近してからの連続フック攻撃などで必死に食い下がるベテラン元王者の戦いは見事なものでしたが、パワーもスピードも、なにもかもが段違いすぎでした。
6回にも決死のフック攻撃で井上選手に迫っていった河野選手だったのですが、コーナーに後退しながら左フックを連続で繰り出して対応した井上選手。下がりながら連続で出した2発目の左フックをカウンターで食って棒立ちになり、さらにフォローされた左フックで深々と沈んだ河野選手にもはや戦力は残っていませんでした。本能で立ち上がりましたが意識は完全に朦朧。ほどなく再び倒されて試合は終わっています。
改めてその実力のほどを見せつけた井上選手は12勝(10KO)。もう並の相手との試合は井上選手の才能の浪費にすら思えてしまいます。ビッグネーム相手のビッグファイトを早くみたいです。
河野選手は32勝(13KO)10敗1分。
Naoya Inoue VS Kohei Kohno
井上尚弥対ワルリト・パレナス(2015/12/29)
オマール・ナルバエス対井上尚弥(2014/12/30)
井上尚弥対サマートレック・ゴーキャットジム(2014/09/05)
田口良一対井上尚弥(2013/08/25)
井上選手の圧倒的な勝ちでしたね。
これだけパワーとスピードが違うと相手がなかなか見つからんのではないかと思いました。
ローマンゴンザレスが階級上げてパワー不足な感じがしたことからするとこの階級で試合をしたら井上選手が勝つのではないかと思います。
グラナドスかエストラーダかローマンゴンザレスしか釣り合いがとれる相手がいないのではないかと。
アンハカスでは勝負にならないでしょうし。
ベテランの経験としつこさに案外苦しむんではないかという私的予想を凄まじい身体能力で凌駕するその絵は相手のスタイルこそ違えどかつてロイがヒルさんを子供扱いした一戦を思い出しました。
ロマゴンとの対戦が当然目標だと思いますが、クアドラスに苦戦したロマゴンはちょっと嫌がるのではというほど井上は強いです。
上の方同様まさにロイがライトヘビーで鈍足相手に一人ダンスをしていたころを彷彿とさせます
ただ圧倒的なスピードは同じですが、河野の打ち終わりの処理に阻まれてカウンターを撃てない、スピード差がありながらカウンターにならない
攻め手に於いては角度・ブローの種類が豊富で強振を連打できる超能力がありながらも即決出来ない
はっきり言ってボクシングの理解度が低いと思います
逆に技術の精度は史上屈指 歴史で見ても軽量級最強ではないでしょうか
自分は強者とやって戦術の試行錯誤なく強みのごり押しに頼らざるを得ない強者とのマッチメイクを志向するとまともなボクシングを磨く機械がないまま階級を上げてパワーのアドバンテージがなくなったときボコボコにされると思います
ロマゴンのようにテレビ的には美味しくなくともボクシングのうまい雑魚相手に強振を抑えてキャリアを積む必要があると強く感じます
あまりにモノが違いすぎて河野は終始劣性でしたが相手の動く隙にパンチをかぶせて連打につなぐ河野の攻撃の技術、動きながら被せる右クロス、しっかりとした打ち終わりのブロックで打ち終わりを容易に打たせないとなかなか基本に忠実な渋いボクシングでした
しかしながらフィジカル差はいかんともしがたい・・・
井上はもっとジャブ、ポジショニング、フットワークを意識して打たせず打つスピードスターのほうが現状のスラッガーよりいいと思います
今の強振スタイルはすぐガス欠したりするしどこか攻めが雑で相手が粘れてしまうところがある。カルモナ戦はまさにそれでした。
しかし、ローマン・ゴンザレスとやりたいと公言しているのであれば、攻撃の流れの時の詰め方が甘いのかなと思います。
相手を様子見してちまちま打つような展開が多かったのですが、ゴンザレスなら相手を打ちながら様子見→畳み掛けるといった流れだと思います。
勝負を完全に決めきるまで徹底しなければゴンザレスに手数で押され負けると思います。
でもゴンザレスを除けばほとんどの人には勝てるでしょうね。それだけの実力を備えた選手であることは言うまでもなかったですね
親父さんのトレーニングはドラゴ戦のロッキーばりですから、フィジカルはゴリゴリに鍛えられても、肝心のボクシングテクニックは試合でしか上達できていないようで、試合数も少ないですから、正直頭打ちだと思います。
フィジカルで押せる階級なら、そこそこやれるでしょうが、フィジカルで互角の階級に上がった時、技術負けするでしょうね。
ロマチェンコのような、フィジカルもテクニックもある選手と比べると井上の雑さが目につきます。
そのクラスまで行ける選手だとは思っていたんですが、このままでは無理でしょう。
残念です。
攻防のテクニックもよく研究しているのがわかる
要素要素は良いのですがボクシングに体系がないのです
練習されたパターンを発揮する力は凄い
パワーもスピードもすごい
だけどそれを有効にリングの中で使えているのかは疑問
ポジショニングにも意図を感じない
ロマゴンのようなインテリジェンスはない
でもボクサーとしてのハード面は最強
そういうボクサーでしょう
カルモナをすべての面で上回って手詰まりに陥らせたナルバエス、判定まで生きながらえさせた井上
ボクシングの運用能力の差は明らかでしょう
有能でボクシング理解度の高いトレーナーを招聘して1から組み直したなら井上は世界最強になれるのでは
いまの当たったから勝ったのボクシングでは階級上げたら通用しないです