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マルコス・マイダナ対ホセシト・ロペス(2013/06/08)

2013-06-13 07:59:59 | ボクシング

WBAインタコンチネンタル・ウェルター級タイトルマッチ

強打の元SL級王者で現インタ王者のマルコス・マイダナ選手(Marcos Rene Maidana)がホセシト・ロペス選手(Josesito Lopez)を相手に保持する王座の防衛戦に臨んだ一戦は米国カリフォルニア州で行われ、激戦の末にマイダナ選手が6回TKOで勝利した一戦でした。(体格比較)

前戦でカネロ・アルバレス選手のSW級王座に挑んだロペス選手とSL級上がりのマイダナ選手ということで身体の大きさの差が目についた試合立ち上がり。積極的に左ジャブを突いていくマイダナ選手なのですが、ロペス選手の大きく長い腕から伸ばされる左右ストレートもなかなか良く見えた初回でした。
しかし2回に入るとマイダナ選手が強打で徐々に優位に立っていきます。強い右フックを浴びてロペス選手がちょっと効く場面もあったこのラウンド。3回に入ってもマイダナ選手が迫力のある左右で襲いかかっていきます。
しかしこのラウンド中盤にロペス選手の左右フックのボディブローを浴びた場面でマイダナ選手が急激に失速してしまいます。動きが鈍ったところにロペス選手の右ストレート左アッパーのコンビネーションがクリーンヒットする場面も。
そして続く4回はロペス選手の攻めが終始ラウンドを圧倒します。左フックをみぞおちに浴びたマイダナ選手が膝をついた場面はスリップダウンと判定されましたが、腹が効いていたのは明白。ロペス選手の右クロスや左フック、ボディブローを前にほとんど有効な反撃を返すことができないマイダナ選手の大ピンチに見えた局面でした。
しかしこの人は腹が効いて完全に弱ってしまったと見えたところから何事もなかったかのように回復してきます。5回はロペス選手の攻めのペースがやや落ちた(落とした?)こともあって力強い攻撃でペースを奪い返したマイダナ選手。そして6回に強烈な右をボディ、そして上へと決めてロペス選手からノックダウンを奪い、立ち上がってきた相手に右アッパーや右フックを強烈に決めてコーナーに釘付けにさせた場面でレフェリーが割って入って試合は終わっています。

CompuBox: Maidana Stopped Lopez With Power Rally

ウェルター級での戦いが厳しいものだ、というのがこの日も感じられたマイダナ選手の戦いぶり。逆転といっていい内容でした。
腹がウィークポイントだというのも改めて示された内容だったでしょうか。それでもチャンスでの詰めの迫力と精度、パンチの強さといった攻撃力の高さは相変わらず見事でした。

マイダナ選手は34勝(31KO)3敗。ロペス選手は30勝(18KO)6敗。

Marcos Maidana Continues To Wow The Fans With Action(Jake Donovan/Boxing Scene)
Report/gallery: Maidana vs. Lopez(Fightnews)



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