エドガー・サンタナ対ホセシト・ロペス(2008/04/11)

スーパーライト級10回戦

先週末の試合です。
29歳のプエルトリカン、エドガー・サンタナ選手(Edgar Santana)が2度のダウンを跳ね返しホセシト・ロペス選手(Josesito Lopez)に2-0判定勝ちを収めた試合でした。(体格比較)

スピードのある両者の激しい攻防が続き展開が二転三転する熱戦でした。
昨年6月に無名のハリソン・クエロ選手にまさかの3回TKO負けを喫してから2連続KO勝利中のサンタナ選手。バランスが良く常にウェイトの乗ったパンチをビシバシ叩き込む攻撃はなかなか格好良いです。
23歳のロペス選手も積極的で鋭い攻撃を初回からハイペースで繰り出し、両者のシャープな攻撃が交錯する好試合でした。
非常にクロスしたペース争いが展開された試合序盤はややロペス選手がリードしていたように見えましたが、ちょっと飛ばしすぎな感じで中盤に入るとガス欠気味。ホールドして押し込む相撲しかできなくなっていったロペス選手に対しサンタナ選手の強烈なパンチが次々に襲い5回以降完全にペースを奪っていきました。
サンタナ選手が6回に見せたジャブx3→アッパー→フックの左5連コンビなど素晴らしいコンビネーションや強烈な右フックでペースは次第に一方的なものに。
しかし試合は8回に急展開を見せます。ロペス選手の強烈な左フックのボディブローでサンタナ選手がダウンを喫します。これはかなり効いていて、立ち上がったものの同じパンチで再びダウンしてしまいます。
この大ピンチをなんとか凌ぎ、続く9回にはパワフルな右で逆にロペス選手をダウン寸前に追い込む攻めを見せ、最終10回もサンタナ選手が押さえ際どく勝利の判定を得ています。
スコアは95-93x2,94-94の2-0
10-7の8回がスコアを接近させましたが、試合全体を見るとサンタナ選手の勝利で間違いない内容だったように思います。

サンタナ選手は24勝(15KO)3敗。ロペス選手は22勝(13KO)3敗。

Santana, DeLeon victorious!
Santana Rises To Win, DeLeon Stops McGirt Jr.
Santana Edges Out Lopez/De Leon Stuns McGirt
写真
April 11, 2008: Edgar Santana vs Josesito Lopez - Miami, FL / Javiel Centeno