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ジョン・ダディ対ワリド・スミシェト(2008/02/23)

2008-02-24 12:30:36 | ボクシング
ミドル級10回戦

ニューヨークMSGでのヘビー級統一戦のアンダーカードに、アイルランド人のミドル級ホープ、ジョン・ダディ選手(John Duddy)が登場。カナダのワリド・スミシェット選手(Walid Smichet)との10回戦に苦戦の末に2-0判定勝ちしています。

ケリー・パブリク選手への挑戦が噂される無敗のホープ、ダディ選手にとってはビッグペイデーへ向けての前哨戦という位置づけの試合。勝利は当然、内容が求められた試合でしたが、思わぬ大苦戦の末の際どい勝利でした。
相変わらず立ち上がりから積極的に飛ばすダディ選手でしたが、この日はいつも以上にディフェンス面でのルーズさが目立ちスミシェット選手の反撃にピンチに陥ります。
スミシェット選手の右ストレート、左フックが何度もまともに入り、古傷の左瞼を切り裂かれたダディ選手にとっては非常に苦しい序盤戦でした。

しかしパンチを浴びても浴びても変わらぬダディ選手の積極的な姿勢、タフネスさは大したものです。
中盤に入り疲れの色を見せたスミシェット選手の手数が減るとダディ選手のジャブが試合のペースを奪い返していきました。後半に入ると足も使ったアウトボクシングでポイントを奪い逆転の判定勝利を掴んでいます。
公式の採点結果は98-92x2,95-95(わたくしのシロート採点は95-95)

際どく生き残ったダディ選手ですが、この日の序盤3ラウンド、スミシェット選手の攻撃を滅多打ちともいえるほど浴びていたディフェンス面の欠陥は強打者パブリク選手との対戦では命取りとなってしまいそうです。

ダディ選手は24勝(18KO)。スミシェット選手は17勝(13KO)4敗3分。

Duddy Escapes With Points Win And Bad Cut
Duddy takes beating in victory, perhaps putting Pavlik next
Duddy edges past Smichet, Pavlik fight may be out of sight
Duddy Struggles To Win, Pavlik Shot Next
試合動画(YouTube)
John Duddy - Walid Smichet Round 1

Rounds 2-4
Rounds 5-6
Rounds 7-8
Rounds 9-End

ジョン・ダディ対ハワード・イーストマン(2007/12/8)
ジョン・ダディ対アンソニー・ボンサンテ(2007/03/16)
ジョン・ダディ対ヨリボーイ・カンパス(2006/09/29)

追記2/26
Arum: Duddy's out!
次戦でダディ選手がパブリク選手のミドル級王座に挑戦する話は頓挫?
とりあえず傷も深く、6月7日にMSGで予定されているパブリク選手のミドル級王座初防衛戦の相手はダディ選手以外の選手になりそうです。
プロモーターのボブ・アラム氏はダディ選手の代わりに、WBA王者フェリックス・シュトルム選手(28-2-1,12KO)、ドミニカ人のジョバンニ・ロレンゾ選手(26-0,18KO) 21才のホープ、Quinton Smith選手(11-0)の名前を挙げた?
パブリク選手は今年あと3試合戦う予定で(6月、9月、11or12月)ダディ選手にはまずゆっくり傷を治せと述べた?
らしいです。


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2 コメント

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Unknown (ぷくー)
2008-02-25 03:17:05
この人はウェインマッカラーやミッキー・ウォードタイプなんじゃないかな。超タフの激闘男だけど一歩届かないような(マッカラーは元チャンプですが)
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Unknown (管理人)
2008-02-25 19:24:29
アイリッシュテンパーと言われますが、ダディ選手も負けん気と根性はまさにアイリッシュ魂を感じさせます。
とは言えちょっと打たせすぎです。

あまりに酷い今回の試合っぷりと、左目上の深い傷から、次戦でパブリク選手に挑戦する話の雲行きが怪しくなっています。
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