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ミゲル・バスケス対レニー・ザッパビニャ(2011/03/12)

2011-05-03 20:14:03 | ボクシング

IBFライト級タイトルマッチ

IBFライト級王者のミゲル・バスケス選手(Miguel Vazquez)にオーストラリアからの指名挑戦者23歳のレニー・ザッパビニャ選手(Leonardo Zappavigna)が挑んだタイトルマッチ12回戦は王者バスケス選手が12回3-0の判定で勝利して2度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)

バスケス選手のイージーな勝利でした。スタートからコンスタントに出る左ジャブと軽く刻むフットワークでオーストラリアの新鋭をコントロール。右の強いパンチを振るって接近を試みるザッパビニャ選手ですが、出鼻や打ち終わりに軽いものの的確にヒットし続ける王者のジャブでリズムを掴めません。
打ち気にはやるところをホールディングで迎え撃たれたりし続けるうちに徐々にフラストレーションも募らせていったようにみえたザッパビニャ選手で、攻撃がよりラフになってしまい、その結果バスケス選手のボクシングがより冴える、といった悪循環に陥ってしまっていたようにも見えました。
挑戦者の良い攻撃が入る場面も少ないながらあったのですが、いずれも単発。3回にカットした瞼からの出血にも悩まされながら、最後まで淡々と続いた王者の左ジャブ、右ストレートでのボクシングの前にザッパビニャ選手はほとんど見せ場を作ることはできませんでした。

公式のスコアは118-110が2人。117-111が1人の3-0。シロート採点119-109バスケス。



バスケス選手は28勝(12KO)3敗。風貌やボクシングスタイルから、ベテランのように感じましたがまだ24歳でした。
ザッパビニャ選手は25勝(17KO)1敗。

Vazquez zaps Zappa in title defense(Andreas Hale & Anthony Springer Jr. Photos by Chris Cozzone/Fightnews)


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4 コメント

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結構好き (まっからむ)
2011-05-04 01:42:50
ミゲルといえばコット、ディアスといった猛者を、バスケスと言えば、ハードパンチャーを連想させますが、さにあらず!長いジャブとのらりくらりディフェンスを駆使し、相手を塩漬けにするメキシカンには珍しいタイプですね。
強さは感じませんが、誰とやっても負けない気がします。このタイプは打たれても結構強かったりしますし。
絶対ないでしょうけど、マルケス兄とやって欲しい気がします。
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Unknown (管理人)
2011-05-04 09:17:06
>まっからむさん
まさにのらりくらりという表現がぴったりのボクシングに感じました。
キムジフンに勝った試合も見てみたいと思いました。(ザッパがキムを倒した試合も見ときたいです)
華のあるタイプじゃないですし、ビッグマッチとかからは無縁の場所で淡々と防衛を続けていくような気がします。
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Unknown (ぱたお)
2011-05-04 13:06:28
パワーはない。
スピードも言うほどない。
でもテクニックは超一流ですね。

この試合を見るまでは短命チャンピオンだろうなと思っていましたが、1位の相手を退けたことで、長期政権を予感させました。

パワーで見せる選手も好きですが、
技術で見せる華麗なボクシングも好きです。
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Unknown (管理人)
2011-05-04 15:14:48
>ぱたおさん
上手いですね。ここ最近はプレスコットにしてもキムにしても、この日のザッパにしても出てくるファイターばかり相手なので、違うタイプの選手とやった時どうなのか、ってのも見てみたいです。
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