アテネ五輪金メダリストのキューバ人オドラニエル・ソリス選手(Odlanier Solis)が元世界王座挑戦者のコスタリカ人カール・ドラモンド選手(Carl Davis Drumond)に3回終了TKO勝ちしています。(体格比較)
ソリス選手のイージーな勝利でした。のっしのっしと歩いてプレスをかけながらジャブ、右ストレート、オーバーハンドの右フック、上下へ打ち分ける左フック・アッパーで終始ペースを支配。ほとんど反撃らしい反撃を見せないドラモンド選手を力強いボディブローや要所でまとめるコンビネーションブローで着実に弱らせ3回終了後のギブアップを呼び込んでいます。
この日も太めのソリス選手でしたが(キャリア2番目に重い268.5lbs=約121.8kg)。スピード抜群でキレキレ、とは決して言えませんが、身のこなしやパンチはいつも通りシャープでした。
次戦でニコライ・ワルーエフ選手とのWBCの指名挑戦者決定戦、とも報じられたソリス選手ですが、
Solis-Valuev WBC eliminator(Fight News)
元々1位にランクされていたレイ・オースティン選手がWBCのこの決定に異議を唱えているようで、すんなりとは行きそうにない?
Austin's Attorney Moves To Prevent Solis vs. Valuev(BoxingScene)
とは言うものの、ソリス選手が勝負の時を迎えるのは間もなくでしょう。期待したいです。
ソリス選手は16勝(12KO)。ドラモンド選手は26勝(20KO)3敗。
Odlanier Solis Makes Carl Drumond Quit in Three Rounds(Mark Vester/BoxingScene)
Odlanier Solis Stops Carl Drummond, Eyes Title Shot(Lem Satterfield/FanHouse)
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対ウラジは、ブロックに頼る傾向のあるソリスではチェンバースと同じ感じでズタボロにされてしまう気が私もします。
ワル相手に楽勝できる、と思いつつ一抹の不安もあるってのも同じでしょうか。
クリチコ兄弟はとりあえず置いておいて、それ以外のランカーたち+ヘイとの絡みはどれも好カードになりそうですし、そっちを私的には見たいです。