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オドラニエル・ソリス対ケビン・バーネット(2009/01/09)

2009-01-11 11:32:06 | ボクシング


キューバ人3人が揃い踏みするラスベガスの興業から。2番手に登場したのはアテネ五輪金メダリストのオドラニエル・ソリス選手(Odlanier Solis)。彼にとっても米国デビューとなった一戦は、6フィート6インチの大柄選手ケビン・バーネット選手(Kevin Burnett)を相手に行われ、ソリス選手が余裕たっぷりに8回TKO勝ちしています。

アマで世界選手権優勝3度、五輪金メダル獲得などの輝かしい実績を持つソリス選手。現在プロで活躍しているデビッド・ヘイ選手やアレキサンダー・アレクセーエフ選手らとの争いの中で常にトップに君臨していた正真正銘のキューバトップアマ。いつも通りのマイペースな戦いぶりでの完勝で米国デビュー戦を飾っています。
身長で4インチ(10.16cm)劣るソリス選手ですが距離の遠さは全く感じさせません。頭をすっぽりと覆う高いガードでバーネット選手の放つジャブをブロックしながらじっくりと様子を観察。機を見て右のオーバーハンド、右クロス、左フックを的確にヒットさせる非常に効率の良いボクシングで格下の相手を易々とコントロール。
8回に強烈な左フックでチャンスを掴んでからの正確な追撃でバーネット選手をグロッキーに陥れた場面でのストップでした。

ブロック主体のディフェンスやジャブをほとんど打たずに無駄打ちしないソリス選手のボクシング。よく言えば効率の良いボクシングですが、この日は怠惰にも見えました。ただ瞬間瞬間のスピード、隙を見てパンチを正確に打ち込む上手さは流石とも感じました。
パンチが軽いですし(つうかそもそも強く打たない)、もう少し若々しいボクシングを見せて欲しいとも感じなくは無いですが、このスタイルが彼の持ち味であり、また周囲の目を全く意に介さないマイペースさってのもソリス選手の強さの一つなんでしょう。
そろそろ実力者との対戦がセットされても良い頃なのではないでしょうか。期待したいです。

ソリス選手は13勝(9KO)。バーネット選手は13勝(8KO)2敗1分。

試合動画(youtube)~高画質あり
Odlanier Solis vs Kevin Burnett [Part1]

Odlanier Solis vs Kevin Burnett [Part2]
Odlanier Solis vs Kevin Burnett [Part3]

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タモリファン)
2009-01-11 23:41:41
意外と相手が強そうで驚きました。
時々、もの凄いスピード出しますねw
もう少し減量してほしいですが・・・
だけどソリスは好きです。ヘビー級も面白くなってきたと思います。
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Unknown (管理人)
2009-01-12 17:42:25
>タモリファンさん
これでもプロ入り後、最軽量だったりするんですけどねw
私も最初はもっと絞れ、とすごく感じていたんですが、最近はもうこれでいいのかなとか思い始めています
マイペースを貫くソリスさんに何を言っても無駄かな、と・・ww
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