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オドラニエル・ソリス対チャウンシー・ウェリバー(2008/10/11)

2008-10-15 19:53:33 | ボクシング
WBCインターナショナル・ヘビー級王座決定戦

アテネ五輪金メダリストのキューバ人、オドラニエル・ソリス選手(Odlanier Solis)がドイツで行われたピーター対ビタリのヘビー級戦のアンダーカードに登場。25歳の米国人チャウンシー・ウェリバー選手(Chauncy Welliver)と空位のWBCインタ王座を賭けて争われた一戦は、ソリス選手が危なげの無い9回TKO勝ちで王座を獲得しています。

ソリス選手の楽勝でした。
お相撲さんのようなたっぷたっぷの体のウェリバー選手に対し、いつも通りのクールなボクシングを貫いての完勝でした。(ソリス253.5lbs=約114.98kg、ウェリバー282lbs=約127.91kg)
ソリス選手の巧みなブロッキングと軽いものの的確に当てるコンビネーションブローなどの攻防両面で隙の無さに高い技術、センスを感じさせます。
ソリス選手の深追いしないマイペースな攻めに9回まで粘ったウェリバー選手ではありましたが、試合が始まってすぐに両者の大きな力量差は明白でした。
9回に右で効かせてからのコンビネーションブローでウェリバー選手をコーナーに詰めた場面でワンサイドマッチをレフェリーが終わらせました。

既にランカーレベルの力は備えているように見えるソリス選手。
実力者との手合わせがそろそろ見てみたいものです。
クールすぎるというか冷静すぎる戦いに物足りなさを感じるのも事実ですが、このファイトスタイル、メンタリティも彼の強さを構成する重要な一要素である、ような気もします。
エディ・チェンバース選手やジェームス・トニー選手といったテクニックのある選手との試合が見てみたいですねぇ。

Solis TKO's Welliver In Berlin

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2 コメント

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Unknown (nora)
2008-10-15 23:33:06
ウェリバーはすごくぷよぷよでしたけど、以外にボクシングしてましたね。ソリスはすごい滑らかで、今クリチコ兄弟とやってもいい勝負しちゃうんじゃないかと思わせるほどでした。ソリスが大きい相手にどんなボクシングするのか今から楽しみです。
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Unknown (管理人)
2008-10-16 18:49:11
>noraさん
クリチコ兄弟とやっても今と同じソリス選手のボクシングが出来ちゃいそうにも思えますよね。んで普通に判定負けしそう。
ただ鋭い踏み込みがあるワケでは無いですし、ブロッキング主体のディフェンスがトップクラスの相手にも通じるかどうか疑問にも思えます。
そのあたりをテストできる相手との試合も見てみたいですね。
米国に本格進出する前に、英国のダニーさんやスケルトン、スプロット、ハリソンあたりとの絡むってのも面白いかも。

そろそろ対戦相手のレベルを上げていく頃だと思うので、今後が楽しみです。
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