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IBFライトフライ級タイトルマッチ
元2階級制覇王者の八重樫東選手(Akira Yaegashi)がIBF王者ハビエル・メンドサ選手(Javier Mendoza)に挑んだライトフライ級戦は東京で行われ、終始展開をリードし続けた八重樫選手が強打の王者を攻略する見事な勝利で3階級制覇に成功した一戦でした。
サウスポーの王者に対しフットワークを使いながらの軽く伸ばす右ストレートリードで立ち上がりのペースを掴んだ八重樫選手。重くよく伸びる王者の左ストレートが八重樫選手の顔面、ボディへ突き刺さるとその威力が見ていても感じられるほどなのですが、八重樫選手の右ストレートや左右アッパー、左右のボディブローが非常に高いヒット率で王者をキャッチし続けていました。
八重樫選手の正確なショットを浴びても浴びても前に出続け、強い左ストレートを辛抱強く決め続けペースを引き寄せかける局面もあった王者だったのですが、八重樫選手のフットワークを使った出入りのボクシングにはほとんど為す術を見出せず、挑戦者が付き合ってくれる頭をこすりつけ合う打ち合いの局面でも打ち負けてしまいます。
11回にはショートレンジでの意地の殴り合いの場面で八重樫選手が打ち勝ち、最終回にはストップ勝利寸前のところまで王者を追い詰めた八重樫選手が大差の3-0判定を掴んでの見事な3階級制覇達成でした。
公式のスコアは120-107、119-109、117-111の3-0八重樫。シロート採点119-109八重樫。
7回のスタート。王者の左ストレート攻撃を次々に浴びてコーナーに詰まってしまった場面では、それまでペースをキープしながらも地味に食い続けていたパンチでのダメージがついに限界にきたか、逆転負けの最悪のシナリオか、とか感じさせたのですがその後の挽回っぷりは本当に見事でした。
八重樫選手は23勝(12KO)5敗。メンドサ選手は24勝(19KO)3敗1分。
八重樫東対ペドロ・ゲバラ(2014/12/30)
八重樫東対ローマン・ゴンサレス(2014/09/05)
八重樫東対オスカル・ブランケット(2013/08/12)
井岡一翔対八重樫東(2012/06/20)
ポンサワン・ポープラムック対八重樫東(2011/10/24)
イーグル京和対八重樫東(2007/06/04)
とにかく不要なパンチをもらい過ぎ。
体へのダメージが心配です。
イーグルや井岡にも完敗でしたからね。
3階級制覇王者になるとは夢にも思いませんでした。