
WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
スーパーバンタム級の頂点を決める大一番、フィリピンのノニト・ドネア選手(Nonito Donaire)の保持するWBO王座に日本の西岡利晃選手(Toshiaki Nishioka)が挑んだ一戦は米国カリフォルニア州で行われ、ドネア選手のスピードとパワーが終始ペースを掌握し続けた末の9回TKOで圧勝してスーパーバンタム級最強を証明しています。(体格比較)
ドネア選手の左フックを警戒する西岡選手。高く掲げた右ガードを離さずドネア選手の強打を封じていきます。しかし左フックを当てるのが難しいと判断すると右ストレートや左アッパーなど、アングルを変えた多彩な攻撃をシャープにそしてパワフルに見舞ってペースをキープしていくドネア選手。
とにかく鋭く強い左右を3発4発のコンビネーションで繰り出してくるドネア選手の攻撃を前になかなか反撃の機会を見出せません。
ボディへ伸ばす左ストレートや右ジャブでなんとか活路を見出そうと試みる西岡選手なのですが、6回にドネア選手の左フックのボディブロー→左アッパー顔面の強烈な攻撃でノックダウンを喫し、9回に右ストレートで2度目のダウンを追加された場面でコーナーがギブアップして試合は終わっています。
6回にダウンを食った場面では捨て身の左ストレートでの反撃を見せ、以降のラウンドでは西岡選手自身のリズムが良くなったようにも見えたのですが、それでも試合のペース自体はドネア選手が圧倒的にキープ。9回のフィニッシュの場面は西岡選手がドネア選手をロープに詰めて左ストレートを打ち込もうかという、その一瞬の間を突かれた右ストレートでした。
CompuBox Stats: Donaire Clips Nishioka Within Nine
Powerpunches
メンタル・フィジカル両面での充実ぶりが感じられた素晴らしいパフォーマンスでその強さを示したドネア選手は30勝(19KO)1敗。西岡選手は39勝(24KO)4敗3分。
ノニト・ドネア対ジェフリー・マセブラ(2012/07/07)
ノニト・ドネア対ウィルフレド・バスケスJr(2012/02/04)
ノニト・ドネア対オマール・ナルバエス(2011/10/22)
フェルナンド・モンティエル対ノニト・ドネア(2011/02/19)
ノニト・ドネア対ウラジミール・シドレンコ(2010/11/04)
ノニト・ドネア対アーナン・マルケス(2010/07/10)
ノニト・ドネア対マヌエル・バルガス(2010/02/13)
ノニト・ドネア対ラファエル・コンセプション(2009/08/15)
ノニト・ドネア対ラウル・マルチネス(2009/04/18)
ノニト・ドネール対モルチ・ムサラニ(2008/11/01)
ノニト・ドネール対ルイス・マルドナド(2007/12/01)
ビック・ダルチニアン対ノニト・ドネール(2007/07/07)
西岡利晃対ラファエル・マルケス(2011/10/01)
西岡利晃対マウリシオ・ムニョス(2011/04/08)
西岡利晃対レンドール・ムンロー(2010/10/24)
西岡利晃対バルウェグ・バンゴヤン(2010/04/30)
西岡利晃対イバン・エルナンデス(2009/10/10)
西岡利晃対ジョニー・ゴンサレス(2009/05/23)
西岡利晃対ヘナロ・ガルシア(2009/01/03)
西岡利晃対ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(2008/09/15)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます