WBCライトヘビー級タイトルマッチ
WBC王者のチャド・ドーソン選手(Chad Dawson)がカナダのアドニス・スティーブンソン選手(Adonis Stevenson)の挑戦を受けた一戦は挑戦者の地元カナダで行われ、初回76秒でドーソン選手がストップ負けを喫して王座転落する大波乱となっています。(体格比較)
サウスポー同士の両者が互いに右リードを突いて探りあう試合スタートの中、スティーブンソン選手の左ストレートが痛烈にドーソン選手をキャッチ。なんとか立ち上がった王者でしたがカウント8からの続行可能かどうかのレフェリーの問いかけに反応できず、また軽くふらついてしまって試合を止められています。
ドーソン選手は左を1発も打ってなかったのではないでしょうか。軽く右を伸ばしながら徐々に温めて、みたいな時に食った一撃が強烈すぎて痛い連敗となってしまいました。
既に35歳ですがプロキャリアはまだ7年弱のスティーブンソン選手は21勝(18KO)1敗。唯一の敗戦以降この日で8連続KO勝利としています。また自身10度目の初回KO勝利でした。再起に失敗したドーソン選手は31勝(17KO)3敗。
Stevenson Drills Dawson In One Round, Wins 175 Lb. Crown(Boxing Scene)
Stevenson drops bomb on Dawson(Dan Rafael/ESPN)
Stevenson vs. Dawson: How Monster KO Completely Changes Both Fighters' Careers(Lyle Fitzsimmons/Bleacher Report)
Chad Dawson on TKO Loss: It Was a Punch I Didn't See(Jake Donovan/Boxing Scene)
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ドーソンが軽快にステップしながら右リードを出しプレッシャーをかけ、スティーブンソンがバタバタと後退しているのを見てドーソンの調子は良さそうだな、と思った矢先の出来事でしたね・・・
スティーブンソンの活躍に期待するとともにドーソンの今後が心配です。
古い話ですがグレン・ジョンソンとの第1戦なんかはチョロンチョロンだったドーソンで、もともと打たれて強い選手ではないですが、この連敗は仰るとおり心配になってしまいます。
試合後の落胆仕切った様子、自信を完全に失ってしまっていたように見えた様子も心配でした。