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アントニオ・エスカランテ対フェイダ・ビロリア(2007/09/07)

2007-09-08 19:09:55 | ボクシング
フェザー級10回戦

メキシコのホープ、アントニオ・エスカランテ選手(Antonio Escalante)がコロンビアのフェイダ・ビロリア選手(Feider Viloria)に5回TKO勝ちしています。

1月にベテランのマウリシノ・パストラーナ選手に痛烈にストップされた22歳のメキシカン、エスカランテ選手。7月に8回判定勝ちで復帰しこの日が復帰2戦目のリングでした。
思い切り良く踏み込み、力いっぱいのパンチをガンガン打ち込んでいく非常に活きの良いボクシングを見せるエスカランテ選手。この日も立ち上がりから積極的な攻撃を仕掛けていきましたが、対するビロリア選手のパンチもなかなか鋭く、試合開始直後最初の両者のパンチ交換時にエスカランテ選手がちょっと気圧されたような風に見え、以降やや慎重になったように感じました。
それでも前に出るしかないエスカランテ選手が思い切りパンチを打ち込んでいくところにビロリア選手のカウンターが入る、という非常に悪い流れの第1ラウンドでした。この回にビロリア選手の右が2発、左フックが1発入り足元をふらつかせたエスカランテ選手。1月の悪夢が思い出されました。
しかし2回、丹念にジャブを突きながら徐々にペースを奪い返していったエスカランテ選手。この回終盤には強烈な左フックのボディブロー、右ストレートでチャンスを掴み怒涛の連打でビロリア選手からダウンを奪いました。
倒し切ろうと攻めが荒くなりすぎた3回でしたが、シャープな左右のパンチでビロリア選手を追い詰めていきました。5回には右ストレートを再三決め、最後もこのパンチでフィニッシュしています。

エスカランテ選手は、スピードがあって、パンチを思い切り力を込めてガンガン打ち込んでいくんだけど、なんかパンチの威力が感じられない。真正面からの積極的な攻撃が持ち味ながら相手のパンチを受けた際の心許無さ。
これらの特徴がジェイソン・リッツァウ選手と非常に良く似ていると思います。
両者ともに痛烈なノックアウト負けを経て再起の道を歩み始めたばかり。這い上がる若者の奮闘を見守っていきたいです。

エスカランテ選手は15勝(10KO)2敗。ビロリア選手は20勝(14KO)2敗2分。

Escalante Cracks the Chin of Viloria!

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