ライトヘビー級12回戦
現在のボクシングシーンを代表するいぶし銀の技巧を誇る両ベテラン、バナード・ホプキンス選手(Bernard Hopkins)とロナルド・ライト選手(Ronald Wright)との一戦は、戦前の予想に違わぬ技術戦の末ホプキンス選手が3-0の判定を制しています。(体格比較)
お互いに相手の持ち味を消す事に長けた両者の対戦でしたが、ホプキンス選手の泥テクニックとナチュラルなパワーの差が生き、クロスゲームを制しました。
ホプキンス選手のダーティテクニックはこの日も健在。頭突き、低打、ホールドしながらレフェリーの死角でポコポコ小突く、これらの反則を上手く攻防に織り交ぜながら徐々にペースを手繰り寄せていきました。
ライト選手もジャブを突きながらいつも以上に強くプレスをかけていたように見え、非常にクロスした内容のラウンドが続いた試合でした。
ただ中盤以降、ポイントがどうこうではなしに、ライト選手がホプキンス選手の泥テクニックに対してフラストレーションを募らせていたのは確かだったのではないでしょうか。
公式の採点は117-111が2人に116-112が1人という見た目以上に開いたものでしたが、この内容でライト選手の勝ちはないかな、とはシロートなりの意見。
(わたくしめのシロート採点は114-114の泥、ではなくドロー)
42歳のホプキンスおじさんの計り知れぬ底力をまた知らしめた一夜でした。
ホプキンス選手は48勝(32KO)4敗1分。ライト選手は51勝(25KO)4敗1分。
CompuBox Final Stats For Bernard Hopkins vs. Winky Wright ※
試合動画(dailymotion)
Hopkins Scores Victory Over Wright
HOPKINS BEATS WRIGHT BY SURPRISINGLY WIDE MARGIN
CompuBox: 132 Clinches During Hopkins-Wright
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