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マルコ・アントニオ・バレラ対ファン・マヌエル・マルケス(2007/03/17)

2007-03-19 02:13:47 | ボクシング
WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ

ついに実現した両グレートの激突は、挑戦者ファン・マヌエル・マルケス選手(Juan Manuel Marquez)がマルコ・アントニオ・バレラ選手(Marco Antonio Barrera)に判定勝ちし(118-110,116-111x2)長年のライバル対決を制すると共に2階級制覇に成功しています。(体格比較)

長らく待望されていた夢の対決は、両者の実力を発揮し合った熱戦となりました。
ここ最近はしょっぱい試合内容が多かったバレラ選手ですが、さすがは歴戦の勇者、きっちりベストコンディションに仕上げて来ていました。特に試合序盤でのキレキレな動きは素晴らしいものでした。
試合のハイライトは7回。
試合序盤ペースを奪われたマルケス選手が徐々に盛り返してきたところで迎えたこのラウンド。
まずマルケス選手が強烈な右ストレートを決めてチャンスを掴みました。ダウンこそ免れたもののバレラ選手のダメージは重く、マルケス選手のラッシュの前にロープを背負う場面は対パッキャオ戦での惨敗劇を思い出させるものでした。しかし、この大ピンチをなんとか凌いだバレラ選手。
打ち疲れが見えながらもなお攻め攻めになっていたマルケス選手がやや雑になったラウンド終了間際、今度は逆にバレラ選手の右が見事なクロスカウンターとなってマルケス選手をとらえ、マルケス選手は両手をキャンバスにつけるダウンを喫します。
(見事なパンチによる完全なるダウンでしたが、レフェリーのジェイ・ネイディ氏はこれをスリップとする大チョンボ。結果的にこのミスが判定を左右するもので無かたのが幸いでした。)
ダウン後の過撃も受けたマルケス選手のダメージも軽くは無いようにみえましたが、8回以降もその熱い闘志は衰えず、積極的で必死な攻撃で勝利の判定を呼び込みました。
非常にクロスしたラウンドが多くジャッジ泣かせの試合となりましたが、試合を通じてマルケス選手の勝利への熱い思いがバレラ選手を上回っていたように感じられました。(特に最終回)

試合直後のインタビューで再戦について尋ねられた両者。マルケス選手はOK!と即答していたのに対してバレラ選手がI don't knowを連発しながら明言を避けていたのが印象的でした。


キャリア最大の勝利を掴んだマルケス選手は47勝(35KO)3敗1分。バレラ選手は63勝(42KO)5敗。



試合動画(nico)
ボクシング マルコ・アントニオ・バレラ vs ファン・マヌエル・マルケス1

ボクシング マルコ・アントニオ・バレラ vs ファン・マヌエル・マルケス2

ボクシング マルコ・アントニオ・バレラ vs ファン・マヌエル・マルケス3



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