WBAライトヘビー級タイトルマッチ
カザフスタン人王者のベイブット・シュメノフ選手(Beibut Shumenov)の初防衛戦はウクライナからの2位バチェスラフ・ウセルコフ選手(Viacheslav Uzelkov)を相手に迎えて米カリフォルニア州で行われ、シュメノフ選手が大差12回判定で勝利して1月に獲得した王座の初防衛に成功した一戦でした。
力を込めたジャブや左右フックを上下に散らすコンビネーションで先手先手で仕掛け続けたシュメノフ選手が終始ペースを掌握していた流れ。
ウセルコフ選手の踏み込みざまの左フックで初回にノックダウンを喫した王者でしたが、ダウンを奪われる前はもちろんダウン後も自ら積極的に仕掛ける強いパンチでのコンビネーションでペースをキープしていきます。
ウセルコフ選手がブロックを固めながらプレスを掛けつつ狙う右クロスや左フックが良いタイミングで入る場面もあるのですが、良い攻撃を食った場面では必ず力強いコンビネーションを返すシュメノフ選手。
3回はウセルコフ選手の右クロスのタイミングが合い出していて挑戦者ペースに傾きかけていた流れだったのですが、強気に応戦したシュメノフ選手の右ストレートでダウンを喫してしまいます。
以降ハードなジャブやガードの脇や間からねじ込む強いパンチで前へは出るものの手が出ない挑戦者をコントロールし続けたシュメノフ選手の快勝でした。
CompuBox Punch Stats: Shumenov Blows Uzelkov Out(BoxingScene)
公式のスコアは118-108が2人、117-109が1人の3-0。シロート採点117-109シュメノフ。1月の戴冠試合は大いなる論議を呼ぶ内容で真価が問われたこの日でしたが、文句なしの勝利でした。
いつも通りスタートからハイペースで飛ばしていたシュメノフ選手でしたが、ウセルコフ選手の手数が少なかったこともあって、うまく休みながらスタミナのコントロールも出来ていました。
挑戦者の手数が少なかったというよりも、王者の強い攻撃が挑戦者の手数を封じた内容、にも見えました。
シュメノフ選手は10勝(6KO)1敗。ウセルコフ選手は22勝(15KO)1敗。
Shumenov Clears his Name, Outworks Uninspired Uzelkov(BoxingScene/Cliff Rold)
Beibut Shumenov dominates Viacheslav Uzelkov to defend title(Geoffrey Ciani/EastsideBoxing)
Shumenov retains title on FNF(Doug Fischer/The Ring)
写真
Shumenov retains WBA title(Rocco Morales and David Robinett/Photos by Laura De la Torre/Fightnews)
ガブリエル・カンピーヨ対ベイブット・シュメノフ(2010/01/29)
ガブリエル・カンピーヨ対ベイブット・シュメノフ(2009/08/15)
ベイブット・シュメノフ対バイロン・ミッチェル(2009/05/09)
バチェスラフ・ウセルコフ対ガブリエル・カンピーヨ(2007/09/13)
カザフスタン人王者のベイブット・シュメノフ選手(Beibut Shumenov)の初防衛戦はウクライナからの2位バチェスラフ・ウセルコフ選手(Viacheslav Uzelkov)を相手に迎えて米カリフォルニア州で行われ、シュメノフ選手が大差12回判定で勝利して1月に獲得した王座の初防衛に成功した一戦でした。
力を込めたジャブや左右フックを上下に散らすコンビネーションで先手先手で仕掛け続けたシュメノフ選手が終始ペースを掌握していた流れ。
ウセルコフ選手の踏み込みざまの左フックで初回にノックダウンを喫した王者でしたが、ダウンを奪われる前はもちろんダウン後も自ら積極的に仕掛ける強いパンチでのコンビネーションでペースをキープしていきます。
ウセルコフ選手がブロックを固めながらプレスを掛けつつ狙う右クロスや左フックが良いタイミングで入る場面もあるのですが、良い攻撃を食った場面では必ず力強いコンビネーションを返すシュメノフ選手。
3回はウセルコフ選手の右クロスのタイミングが合い出していて挑戦者ペースに傾きかけていた流れだったのですが、強気に応戦したシュメノフ選手の右ストレートでダウンを喫してしまいます。
以降ハードなジャブやガードの脇や間からねじ込む強いパンチで前へは出るものの手が出ない挑戦者をコントロールし続けたシュメノフ選手の快勝でした。
CompuBox Punch Stats: Shumenov Blows Uzelkov Out(BoxingScene)
公式のスコアは118-108が2人、117-109が1人の3-0。シロート採点117-109シュメノフ。1月の戴冠試合は大いなる論議を呼ぶ内容で真価が問われたこの日でしたが、文句なしの勝利でした。
いつも通りスタートからハイペースで飛ばしていたシュメノフ選手でしたが、ウセルコフ選手の手数が少なかったこともあって、うまく休みながらスタミナのコントロールも出来ていました。
挑戦者の手数が少なかったというよりも、王者の強い攻撃が挑戦者の手数を封じた内容、にも見えました。
シュメノフ選手は10勝(6KO)1敗。ウセルコフ選手は22勝(15KO)1敗。
Shumenov Clears his Name, Outworks Uninspired Uzelkov(BoxingScene/Cliff Rold)
Beibut Shumenov dominates Viacheslav Uzelkov to defend title(Geoffrey Ciani/EastsideBoxing)
Shumenov retains title on FNF(Doug Fischer/The Ring)
写真
Shumenov retains WBA title(Rocco Morales and David Robinett/Photos by Laura De la Torre/Fightnews)
ガブリエル・カンピーヨ対ベイブット・シュメノフ(2010/01/29)
ガブリエル・カンピーヨ対ベイブット・シュメノフ(2009/08/15)
ベイブット・シュメノフ対バイロン・ミッチェル(2009/05/09)
バチェスラフ・ウセルコフ対ガブリエル・カンピーヨ(2007/09/13)
シュメノフの不利を予想していた試合前だったのですが、仰る通りウセルコフの手数が少なすぎましたね。
ただ記事にも書きましたが、シュメノフの強い攻撃、とりわけボディが前半は効いていたように見えてそのことが思い切った攻めに出れなかった理由だったのかもしれません。
冴えない試合しか見ていなかったシュメノフですが、今回のような試合こそがこの人の真骨頂なんでしょう。
カンピーヨとの決着戦がなによりも優先されるべきですが、マルコ・フックのような選手との激突も見てみたくなりました。(クラス違いますが)
後、2Rから中盤にかけてはいつものボディージャブやボディーが全然なくヘッドハンターになっていました。
あれじゃ当たらないですよ。
すごく期待していただけに残念です。
ウセルコフは次に期待したいです。
現在の状況を全然把握できてないのでどうなるかわかりませんが、シュメノフ対カンピーヨ3は次に必ず行わなければならない試合だと私は思っています。
もっと白熱した試合になるのかと思いましたが、強靱なフィジカルに物を言わせて押し切ってしまいました。
もしかしたら一勝一敗のカンピーヨとのラバーマッチがあるかもですね。