リカコちゃんの想い出

私は小学校２年の途中で転校しました。まだそれほど異性には興味はなかったのですが、転校したそのクラスにはオーラすら感じる程、ハッとする可愛い女の子がいました。可愛いだけではなく、頭脳明晰で、授業中には積極的に発言し、何かにつけて目立つ存在でした。名前も当時にしてはモダンなリカコちゃんでした。


転校当初、私はいじめという程のモノではありませんでしたが、３人組の同級生の意地悪の標的になっていました。その中心人物は、（本人は覚えてないだろうが）その後友人となるこいつ→U君/こーでぃねいとなのですが、執拗な言葉責めに、少々涙目になったところを救ってくれたのは、リカコちゃんだった。悪ガキ３人に女の子１人、毅然と立ち向かったのだ。可愛く、頭がいいばかりか、正義感も強い。（リアル源しずかちゃんだな）『今度はボクが彼女を助けなくては』という想いを抱いたのですが、父親が某国営放送勤務の転勤族で、１年後には彼女が転校して行ってしまいました。


話は変わります。小学校からの友人で、高校時代には一緒にバンドも組んでいたみっちゃ。半年ほど前のBarTrashの
アコースティックライブを前に、彼のMC（曲間のお話）をなっぱ先生のブログのコメントでいじったトコロ、ライブ当日にMCのメモを作るほど周到にネタを仕込んできた。（←オイオイそれって何のライブなんだ？）メモを見ながら『今度はちょっとホロッとする話だ』と続けたのが、小学校３年の頃にリコーダーを忘れて授業に参加できなく困っていたところ、好きだった女の子が貸してくれた。直接くちを付けるので、汚く思うのが普通だし、冷やかされる事必至であるのに、、、というネタだった。話の途中で気がついて『それってタ○○リカコだろっ』と声をあげると、そうだった。そういう子なんだよ、、、


もちろんMCはいつも通り、潮干狩りができるほどひいてしまったが、俺はヤツの言うようにホロッときてしまった。

今彼女はどうしているのだろう？でも間違いなく、リカコちゃんは素晴らしい人間になっていると思う。

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