懐かしいシリーズであいすいません。
この本も、中学生時代に読んだ一冊でございます。
中学生のころは、読書熱にとりつかれておりまして、SFは言うに及ばず、可愛いところでは赤毛のアンシリーズを読んだりしていましたが(うおっ、純真)、推理小説ものも多く読みました。
アルセーヌ・ルパンやら、ホームズ、アガサ・クリスティ、特にポアロは好きでした。
ところが、そのころに読んだ本の内容などというのは、忘却の彼方にあり、
あいまいにでもストーリィを覚えているのはいいほうです。
読んだ記憶はあるのだけど、さっぱり思い出せないものが多いですね。
ミステリといえば、トリックだったそのなかにあって、
「黒衣の花嫁」は当時としては異彩を放っていたのでしょう。
内容も覚えているし、鮮烈な印象を私に残してくれました。
中学校の図書室にあったものは少女・世界推理名作選集の一冊で、いわゆるジュニア版。
今回は早川ミステリ文庫版で読みました。
トリュフォー監督で映画化もされているし、ミステリの古典ですから、知っている人は多いと思いますので、ネタバレしちゃってもいいよね。
ある女性の復讐劇で、ミステリというよりはサスペンスで、最初っから犯人はわかっています。
だから、この小説は、彼女がどのようにして連続殺人をしていくか、なぜ復讐をしなければならないのか、彼女が復讐を成し遂げるのが先か、警察が彼女を捕まえるのが先か、といったところをハラハラしながら読みましょう。
いろいろと穴やツッコミどころもあるのですけど、
古典ですからその辺は大目に見てやってください。
謎の女は、美しく気高い孤高の人で、策略家(かっこいい~!)
美しくなければ、この小説、成り立ちません。
また、彼女に最後に狙われる人物はホームズという人気作家。
霊感の椅子を持っていたり、その椅子が絨毯の綾織模様と平行でないと落ち着かないとか、ミステリファンには笑える小ネタもあったりして。
ラストにはどんでん返しが待っているんだけど、彼女が行動を起こさなければ、彼女の夫を殺した真犯人はわからなかったのよね~。
殺されちゃた人たちはホントお気の毒。
現代ミステリを読みなれている人には、ちょっと受け入れがたいところもあるかもしれないけれど、私は、これはこれでいいと思うな。
ウールリッチはウィリアム・アイリッシュという別名の「幻の女」が有名ですね。
日本ではアイリッシュの名前のほうが通りがいいとか。
映画化されたものには「裏窓」もありますね。
この辺は読んでみたいです。
黒衣の花嫁
黒衣の花嫁少女・世界推理名作選集 14
幻の女
裏窓の目撃者
この本も、中学生時代に読んだ一冊でございます。
中学生のころは、読書熱にとりつかれておりまして、SFは言うに及ばず、可愛いところでは赤毛のアンシリーズを読んだりしていましたが(うおっ、純真)、推理小説ものも多く読みました。
アルセーヌ・ルパンやら、ホームズ、アガサ・クリスティ、特にポアロは好きでした。
ところが、そのころに読んだ本の内容などというのは、忘却の彼方にあり、
あいまいにでもストーリィを覚えているのはいいほうです。
読んだ記憶はあるのだけど、さっぱり思い出せないものが多いですね。
ミステリといえば、トリックだったそのなかにあって、
「黒衣の花嫁」は当時としては異彩を放っていたのでしょう。
内容も覚えているし、鮮烈な印象を私に残してくれました。
中学校の図書室にあったものは少女・世界推理名作選集の一冊で、いわゆるジュニア版。
今回は早川ミステリ文庫版で読みました。
トリュフォー監督で映画化もされているし、ミステリの古典ですから、知っている人は多いと思いますので、ネタバレしちゃってもいいよね。
ある女性の復讐劇で、ミステリというよりはサスペンスで、最初っから犯人はわかっています。
だから、この小説は、彼女がどのようにして連続殺人をしていくか、なぜ復讐をしなければならないのか、彼女が復讐を成し遂げるのが先か、警察が彼女を捕まえるのが先か、といったところをハラハラしながら読みましょう。
いろいろと穴やツッコミどころもあるのですけど、
古典ですからその辺は大目に見てやってください。
謎の女は、美しく気高い孤高の人で、策略家(かっこいい~!)
美しくなければ、この小説、成り立ちません。
また、彼女に最後に狙われる人物はホームズという人気作家。
霊感の椅子を持っていたり、その椅子が絨毯の綾織模様と平行でないと落ち着かないとか、ミステリファンには笑える小ネタもあったりして。
ラストにはどんでん返しが待っているんだけど、彼女が行動を起こさなければ、彼女の夫を殺した真犯人はわからなかったのよね~。
殺されちゃた人たちはホントお気の毒。
現代ミステリを読みなれている人には、ちょっと受け入れがたいところもあるかもしれないけれど、私は、これはこれでいいと思うな。
ウールリッチはウィリアム・アイリッシュという別名の「幻の女」が有名ですね。
日本ではアイリッシュの名前のほうが通りがいいとか。
映画化されたものには「裏窓」もありますね。
この辺は読んでみたいです。
黒衣の花嫁
黒衣の花嫁少女・世界推理名作選集 14
幻の女
裏窓の目撃者
こんな古い作品が好きな人なんて、私ぐらいかと(笑)
お仲間が多くて嬉しいなぁ~。
「喪服のランデブー」は、ノワールだという記事を読みました。
ほうほう、と興味津々。
「暁の死線」って題名が素敵。
ああ、滅茶苦茶なんですか、、、それは読みたい。
わたし個人としては、「黒衣の花嫁」より「喪服のランデブー」がグッと来ます。
一章の主人公が少しずつ気が狂っていくところと、ラストの可哀想加減が良い!
アイリッシュ名義では「幻の女」も良いですが、無茶苦茶強引な設定の「暁の死線」も好きです。
根無し草感、、、わかります。
孤独で何かに追われてる。
主婦にとって使えるお金ってあるようでないですよね。
結局、子供のためのお金が一番で、自分のためっていうのは2の次。
エンジェル係数も高いけど、食べ盛りの子供がいるとエンゲル係数も高め。
うちなんてとんでもない金額です。
「無条件バトン」も、盛り上がって面白かった。金をかけてもいいもの、あたしの場合は教育資金と飲み食い、レジャーです。消えるもので。
「五弁の椿」ですか、パリサー「五輪の薔薇」みたいです。。。
いや、こっちが真似しているんだろうけど。
セカチュウみたいにさ。
山本周五郎は読んだことは無いんですけど、これをきっかけに入ってみるのもいいですね。
ウールリッチとアイリッシュ、これから読んでみようかと思ってます。
とりあえず、手始めに「幻の女」から。
「喪服のランデブー」は男性版なのですね。
ふむふむ。
では、「裏窓」の次あたりに順番待ちってことにしておきましょう。
山本周五郎がこの作品にインスパイアされて「五弁の椿」を書いたんですが、いつか読もうと思ったまますっかり忘れていたことを思い出しました。
最後にどんでん返しのあるこの作品も好きなんですが、これの男性版ともいえる「喪服のランデブー」の方も好きです。
私も強烈なインパクトを受けた作品として、この一冊は大切な作品です。
ディックさまのいう、独特な雰囲気というが、なんともあらわし難い。
最近、古本屋に行くことがあって、アイリッシュの本を数冊買いました。
「裏窓」の原作というのは、私も知りませんでしたが、文庫本のあとがきを読んで知りました。
ほかにも「暗くなるまでこの恋を」「黒い天使」「幻の女」「ポワゾン」という映画の原作がアイリッシュ(ウールリッチ)のようですよ。
でも、アイリッシュ名義も含め、ぼくは少なくとも5、6冊は読んだはずなんです。
プロットは覚えていませんけれど、この作家が醸し出す独特の雰囲気はよく覚えています。
『裏窓の目撃者』は知りませんでした。ヒッチコックの原作だったのですね。
子どものころ読んで、私もかなりインパクトを受けた記憶があります。
題名もまたいいなあ。今、文庫で出ているんですね。探してみます。