数日前にブックオフで岩波文庫ソポクレース「アンティゴネー」ヘーシオドス「仕事と日」を購入し、ギリシア悲劇に戻りたくなった私ですが、ラーゲルレーヴから悲劇では、あまりにも落差がありすぎる、リハビリをしなければとクリスティー「書斎の死体」「パディントン発4時50分」を読みました。
う~ん、まだ足りない、もう一冊。
ということで、以前ブックオフで購入しておいた「魔術の殺人」まで読んでしまいました。
はい、3冊ともマープルです。
山荘が嵐に見舞われるように、書斎には死体があるものです。
その常道にクリスティーが挑んだのが「書斎の死体」。
郊外のゴシントン館と呼ばれるバントリー大佐夫妻が住む屋敷のとある朝、書斎に場違いな安ピカな姿をした若い女性の死体が発見されます。
夫妻も使用人も、だれも彼女を見たことがないけれど、大佐は疑われること必至。
館の主は豚の世話や農園の手入れに没頭し、
奥様は大はしゃぎでミス・マープルと探偵に乗り出します。
女性が読者の場合、死体のドレスに違和感を感じて、なんで誰もそこにツッコミを入れないんだろうとやきもきしながら読むんじゃないかと思うのですけど、
男性はあまり気にしないかもしれませんね。
「書斎の死体」は、昨年末にBS放送でTVドラマ版が放送されていて、私も観ましたが、
ドラマと小説では犯人が違うのです。
ドラマを観るほとんどは、原作を読んでいる場合が多いと思われますので、意外性ということと、犯人を変えてもトリックは変わらないわけですから、トリックの面白さの証明にもなっているんですね。
「パディントン発4時50分」は、列車の事件ですが、トラベルミステリーとは違います。
どちらかといえば、相対性理論の初歩が学べるミステリーですね(笑)
読み始めてすぐ、あれ、これ知っている、しかも映像で覚えてる、と気がつきました。
どうやら、以前にこれもドラマ化されたものを観たことがあるようです。
シャーロック・ホームズのドラマとごっちゃになって覚えていたみたいで、犯人はだれだったっけかなぁと頭を捻りながら読みました。
私の勘が悪いせいか、犯人は意外な人物でちょっと吃驚。
吃驚したといえば、ミス・マープルのセリフ。
「ほんとうに残念ですね。絞首刑が廃止になってしまったのが。」
私はミス・マープルにはなれないなぁと思った一言でした。
「魔術の殺人」でミス・マープルが滞在するのは、ストニイゲイトという旧友のお屋敷。
その屋敷の敷地内では、犯罪歴のある少年達を更生させる慈善事業を行っていて、その事業の責任者がストニイゲイトの主人ルイス・セロコールド。
セロコールド夫人がミス・マープルの旧友なのだけれど、彼女はこれまでに2回結婚をしていて(ルイスは3人目の結婚相手)ストニイゲイトに住んでいたり訪ねてくる家族の関係がややこしい。
家族関係をどうにか飲み込めた頃、殺人がおこるんですが、多分、こういうトリックだなと考えていると、夫人が砒素を飲まされているという事件があらわれて、あらら、考え直しねと思っていると大間違いで、なんと目くらましに過ぎない。
ああ~~~、ひかっかったああ~!
まあ、セロのトリックも全然わからないんだから、だまされても仕方がないか。
書斎の死体
パディントン発4時50分
魔術の殺人
う~ん、まだ足りない、もう一冊。
ということで、以前ブックオフで購入しておいた「魔術の殺人」まで読んでしまいました。
はい、3冊ともマープルです。
山荘が嵐に見舞われるように、書斎には死体があるものです。
その常道にクリスティーが挑んだのが「書斎の死体」。
郊外のゴシントン館と呼ばれるバントリー大佐夫妻が住む屋敷のとある朝、書斎に場違いな安ピカな姿をした若い女性の死体が発見されます。
夫妻も使用人も、だれも彼女を見たことがないけれど、大佐は疑われること必至。
館の主は豚の世話や農園の手入れに没頭し、
奥様は大はしゃぎでミス・マープルと探偵に乗り出します。
女性が読者の場合、死体のドレスに違和感を感じて、なんで誰もそこにツッコミを入れないんだろうとやきもきしながら読むんじゃないかと思うのですけど、
男性はあまり気にしないかもしれませんね。
「書斎の死体」は、昨年末にBS放送でTVドラマ版が放送されていて、私も観ましたが、
ドラマと小説では犯人が違うのです。
ドラマを観るほとんどは、原作を読んでいる場合が多いと思われますので、意外性ということと、犯人を変えてもトリックは変わらないわけですから、トリックの面白さの証明にもなっているんですね。
「パディントン発4時50分」は、列車の事件ですが、トラベルミステリーとは違います。
どちらかといえば、相対性理論の初歩が学べるミステリーですね(笑)
読み始めてすぐ、あれ、これ知っている、しかも映像で覚えてる、と気がつきました。
どうやら、以前にこれもドラマ化されたものを観たことがあるようです。
シャーロック・ホームズのドラマとごっちゃになって覚えていたみたいで、犯人はだれだったっけかなぁと頭を捻りながら読みました。
私の勘が悪いせいか、犯人は意外な人物でちょっと吃驚。
吃驚したといえば、ミス・マープルのセリフ。
「ほんとうに残念ですね。絞首刑が廃止になってしまったのが。」
私はミス・マープルにはなれないなぁと思った一言でした。
「魔術の殺人」でミス・マープルが滞在するのは、ストニイゲイトという旧友のお屋敷。
その屋敷の敷地内では、犯罪歴のある少年達を更生させる慈善事業を行っていて、その事業の責任者がストニイゲイトの主人ルイス・セロコールド。
セロコールド夫人がミス・マープルの旧友なのだけれど、彼女はこれまでに2回結婚をしていて(ルイスは3人目の結婚相手)ストニイゲイトに住んでいたり訪ねてくる家族の関係がややこしい。
家族関係をどうにか飲み込めた頃、殺人がおこるんですが、多分、こういうトリックだなと考えていると、夫人が砒素を飲まされているという事件があらわれて、あらら、考え直しねと思っていると大間違いで、なんと目くらましに過ぎない。
ああ~~~、ひかっかったああ~!
まあ、セロのトリックも全然わからないんだから、だまされても仕方がないか。
書斎の死体
パディントン発4時50分
魔術の殺人
よかったら、また確認しておいてください。(*^。^*)
http://mediamix.nm.land.to/town/
こうして取り上げていただいて、ありがとうございます。
これからどんな記事が集まってくるのか期待してます。
ドラマ化されたのもありますよね
BBCのでしょうか?あれもすきです
パディントンも好きな一冊ですが、今まで読んだなかでは「バートラム・ホテルにて」が一番好みです。
「予告殺人」はギリシア悲劇を思わせるところがあるし、舞台設定などとても演劇的で、クリスティの戯曲も面白そうだと思いました。
「魔術の殺人」には完敗。
現在「牧師館の殺人」を読み始めましたが、一人称なので面食らってます。
ところで、私、なんと、LOVELOGから追放されてしまいました。(私が悪いんですが…プロバイダを変えたんです…笑わないでね)こんなことになるとは思わず、とりあえず、JUGEMのブログを始めました。……これまで書き溜めたものを考えると泣きそうですが、のんびりまたやっていこうと思っています。これからも末永くお付き合いいただければうれしいです。
書き溜めたもの、残念ですね。
記事を書くことって、日記みたいに毎日の事ではないけれど、やはりそれを読めば記憶がよみがえってくるし、書かれたコメントを読むのも楽しいですよね。
私が今まで書いた記事がある日突然なくなっていたら、相当ショックでしょう。
立ち直れないかもしれません。。。
新しいブログでも、楽しい記事を書いてくださること期待してます。
こちらからも、どうぞよろしく。
ミステリーが好きな人って余り身近になかなかいないんですよね。私のメールアドレスはクリスティーファンならすぐ分かるんですけど、今まで一度も出所を当ててくれた人はいません。
夫が古本屋から集めたポケットミステリーのクリスティーが本棚に並んでいます。古い版のものが多いです。
イギリスに旅行したとき、ヒースロー空港からパディントン駅に着いたときの感激。クリスティーの生まれて育ったトーキーという街まで行きました。
夏は観光地で賑やかだそうですが10月のトーキーは閑散として凄い雨でした。
私としては今までのミス・マープルはどの女優さんもちょっと私のイメージのミス・マープルとずれている気がしています。
そのほかでお気に入りはリーバス警部シリーズとフロスト警部、「第一容疑者」も好きですよ。
そういうメールアドレスのアイデアがあったとは、今度新しくするときは使ってみましょう。
Paddington450とか、いいですね。
いや、使っている人がいるかもしれない。
ありえる。
ポケミスでお集めとは、なかなかマニアでいらっしゃる。
私が学生時代に読んだクリスティーはほとんどハヤカワ文庫でした。
表紙がトランプの模様みたいなアレです。
今はクリスティー文庫としてまとめて刊行されているので、何がポアロで何がマープルなのか一目瞭然。
ありがたや~。
表紙といえば、「ポケットにライ麦を」の表紙がポケモンみたいな植物で、何かと思っていたら、読んで納得、水松の実だったのですね。
ミス・マープルのドラマはそれほど見ていないのですけど、今度の方はちょっとかわいらしすぎるでしょうか。
私は結構気にっていますが、個人でイメージが違うのですから、スーシェ・ポアロのようなアクの強さがキャラクターになければ難しいところでしょうね。
リーバスもフロストも第一容疑者もお好きと聞いて嬉しいです。
雨のイギリス!(どしゃぶりだったようですが)
憧れます~~。