Sweet Dadaism

無意味で美しいものこそが、日々を彩る糧となる。

謹賀新年。

2006-01-01 | 徒然雑記
 皆さま、あけましておめでとうございます。

 旧年中は、本当に皆さまに愉しんで頂けることが支えとなり、こうして新たな年を迎えることができました。思えば、昨年の新年には心機一転ということでブログタイトルを変更してみたりもしたものですが、その頃と比較すると圧倒的に且つ想定外に読者の方が増えてしまったこともあり、このまま暫くは現在のタイトルで継続させて頂く予定でおります。
いつまでって? ・・・飽きるまで。

ブログを始めたきっかけは、次のような思いからだ。

「思ったことや感じたことは、たとえそれがどんなに強烈でどんなに感動的な体験であったとしても、ほんの少しの時間を経てしまったら、すぐにそれらは都合よく自分の心の中で再編成されて、当初ほんものであったはずの想いとは似つかないものに変貌を遂げてしまう。それらは決して巻き戻せない。だからこそ、ほんものがほんものであるうちに、その姿を留め貼り付けてしまおう。そのせいで、それがすぐに過去という名前のものになってしまうとしても。」

そして、今この文字を目で追ってくださっている最中の皆さま、そう、あなたがいるせいで、私がこれを続ける目的が少しずつ変化をみせた。勿論、当初の動機が薄らぐことはないけれども。なにが加わったのか?

 「メッセージ」

愉しませるため?
想定する個人になにかを伝えるため?
想定しない人々になにかが伝わるかの実験のため?
あるいは、自分でも意図していない数々の。


 自分でもわからないながらに、振り向いて軌跡を確認することによって初めて見えてくる何か動的な関連を伴って意味をなすものが歴史。
次に、今の状況を歴史として見遣ることができる日がまた訪れるとしたならば、それは私の心に思い浮かぶ皆さまと、顔のまったく見えない皆さまのせい。