クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

商標登録をめぐり・・・

2019年01月22日 | ブログ
今朝、商標登録の問題でこんなニュースがありました。

○ERO'Sは2019年1月20日に東京に1号店をオープン。

2012年8月にシンガポールで創業し、2013年8月から日本でも販売していたティラミス専門店「The Tiramisu ○ero」とロゴなどが似ていると指摘され、The Tiramisu ○eroは2018年12月に「私達のオリジナルブランドロゴがコピーされ、只今日本で使用できなくなってしまいました」と告知し、商品名を変更しました(シンガポールでは商標登録を行なっていたそうですが)

 ○ERO'Sは「○ィラミスヒーロー」やキャラクターの商号・ロゴを取得していると説明。「ティラミス○ーロー」の商号と、「THE TIRAMISU ○ERO」の文字に猫の絵を組みあわせたロゴの商標は○ERO’Sと社長が同じ会社が登録しています。

とされていました。
つまり、先にあった人気商品を丸々コピーをしながらも、商標登録を先に出願して「これはうちの商品だ」と主張しているようものですね(近年ではYouTubeでに人気になったPPAPがありました)

また、本家の社長さんは「大好きな日本という国でこのような事が起きている事をとても残念に思います」とも。
とても大人な対応ですね。

私は、まるで後出しジャンケンのようだと思いましたが、フジテレビの小倉キャスターも「法律的には問題が無くても道義的にはどうなんですかね」とややご立腹でした。

これについては全く同感で、私たちの開発商品やキャッチコピーも時々真似されることがあります。

今日もたまたま、ある頭皮クレンジングの広告に商品プロデュースしたと、とされている男性美容師のプロフィールが掲載されていましたが『美容師歴20年のヘッドスパの第一人者である」と紹介されていました。

でも20年前にはとっくに私達もヘッドスパ(当時はハイドロセラピーと言っていましたが)を施術していました。

それどころか、私に教えて下さった関先生は35年前にヘッドスパの基本形を考案され、某メイカーの育毛システムをプロデュースし、全国展開しました。

それが世の中でヘッドスパと言うものが流行り始めたきっかけとなったのです。

でも本当に自分が開発した人ほど「私が開発した」なんて名乗らないものです。

それは私もたくさん経験がありますが、他社さんのOEM製品の設計をしても、その商品を販売している人が「私が開発した」と広告に書いていますが、それを見ると何だか笑える時がありますからね(自分なら恥ずかしくて言えない)

考える事は苦手でも、横取りする事が得意な人はどんな職種にもいるものですね。

そんな事もあり最近では私達も商標登録を取得していますが、それはお客様が類似商品や類似技術と間違えないようにとの思いからです。

そして今日の夕方、インターネットニュースを見たら、次のような記事を見つけました。

 ○ERO’Sはこのうち、ロゴの使用権をThe Tiramisu ○eroの日本側運営会社に渡すとし、「皆さまにお騒がせ致しまして誠に申し訳ありませんでした」と謝罪しています。

はじめは確かにズルイやり方をしたと思いましたが、これほどの大騒ぎになり、慌てて世論の声を聞き入れ修正した、この社長さんの対応に、まだ日本人の優しい心が残っていた事に少しはホッとしました。

今後は両社が切磋琢磨して共に繁栄してくれる事を願います。

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