クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

脳と毛根の関係が明らかに・・・

2014年11月29日 | ヘアケア
この記事は理化学研究所により発表されたものを引用させて頂きました。

理化学研究所(理研)は平成26年9月12日ヒトの頭皮から採取した毛根の細胞にヒトの脳の細胞と共通する遺伝子が発現していることを発見し、これらの遺伝子の発現量の変化が統合失調症や自閉症などの精神疾患の早期診断を補助する指標となる可能性を示したと発表した。
この成果は理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの 研究員、東京都医学総合研究所、浜松医科大学、山口大学、慶応義塾大学からなる共同研究グループによるもので、米科学雑誌「Biological Psychiatry」のオンライン版に掲載された。
統合失調症や自閉症などの精神疾患では、遺伝子の発現状態を含めて脳に何らかの変調が生じることが原因と考えられている。しかし、脳の一部を採取することはできないため、現在の診断は患者の行動や体験、家族の情報などに基づくところが大きく、客観的な「生物学的診断ツール」がないため、精神疾患の早期診断を補助する「バイオマーカー」の開発が待たれていた。
同研究グループは、脳の細胞と同じ外胚葉由来であり、サンプルの採取が容易な頭皮の毛根細胞に着目。解析の結果、脳だけで発現していると考えられていた遺伝子の多くが、毛根細胞でも発現していることを見いだし、毛根細胞が脳内の遺伝子発現の状態を反映している可能性を突き止めた。さらに詳しく調査した結果、統合失調症の人では脂肪酸結合タンパク質(FABP)の1つであるFABP4をつくる「FABP4遺伝子」の発現量が対照群に比べ約40%低下し、自閉症の方の毛根細胞では神経系の細胞同士の結合に関与する「CNTNAP2遺伝子」の発現が低下していることが判明した。
統合失調症の毛根細胞における遺伝子発現解析。統合失調症患者の毛根細胞では、「FABP4遺伝子」の発現量が低下している。
自閉症の毛根細胞における遺伝子発現解析。自閉症患者の毛根細胞では、「CNTNAP2遺伝子」の発現量が低下している。
毛根細胞は血液と比べて外部からの刺激や体の状態に影響されにくく、採取も簡単なため、生きた脳の状態を反映している可能性のある、簡便なバイオマーカー診断法の基盤となる可能性が高い。同研究グループは、今後この方法で疾患の発症をどこまでさかのぼれるかを検証することにより、精神疾患の予防法開発や早期治療導入の判定、さらに新しい角度からの創薬のヒントを提供できる可能性があると考えているという。


この記事の発表により髪と脳はかなり密接に繋がっている事がわかりました。
私の師匠である関先生は、ほとんどの女性の脱毛症が自律神経の疾患による物であり、究極のリラクゼーションである※1ヘアエステ(水圧育毛)により育毛効果が極めて高くなる事を発見しました。
ただし、その自律神経の乱れる原因には多くの要因がありメンタル的なストレスは勿論のこと、過度の美容施術(例えばパーマとカラーを同じ日に行う事など危険な施術)による事も原因の一つと考えられると警告し続けてきました。
また、毎日使われるヘアケア商品の乱用にも自覚は無くても、脳ではストレスと捕らえている事もあるのです(基本的には人間も動物ですから)
それにより脱毛を起こした女性がご来店されたケースも多く、それを『美容ストレス』と名づけられました。
これらの問題に私も関先生と共に研究を重ね、その膨大なデータと今回の理研の発表の内容によろ「脳と毛根の関係性」が立証されました。
毎日当たり前のように行われている美容施術にもたくさんの危険性が隠されている事に注意して欲しいとの願いを込めて、私たちは安全な美容施術と安心なヘアケア商品をお勧めする「ISN式 美容育毛」を考案したのです。
今回は、少し難しい話だけれど関先生が推進してきた美容理論(危険な美容が助成の脱毛を増やしている)がもっと多くの方々(特に消費者の方々に)理解され、いつまでも自分の髪でおしゃれを楽しむ事が出来る事を心から願っています。

この発表により、今後は美容業界にも大きな変化が現れると思います。少なくとも育毛剤に関しては従来物のでは対応できない事も広がる事でしょう。

※1このヘアエステは一般的なヘッドスパやヘアエステとは異なり、高度な手技を必要とします
※関先生のプロフィールはこちらから http://www.jpmba.jp/
コメント
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