クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

アトピー性皮膚炎に石けんシャンプー?

2014年08月07日 | 安全な美容を選んでね
敏感肌やアトピー性皮膚炎の方に良く使われている石鹸シャンプー。 なぜか人気がありますが、意外に知られていない落とし穴もあるのです。 この数日間に数人のアトピー性皮膚炎の方が脱毛相談でご来店され、偶然にもその方々は石けんシャンプーを使っていました。 そのせいで頭皮の状態は非常に炎症が酷く、乾燥しています(石鹸カスが残留しています) その痒みの酷さは半端ではないそうです(この状態なら当然です) 石鹸シャンプーは低刺激なのでアレルギーを起こすことは少ないと思われていますが、ではなぜこのような症状になるのかと言うと、問題は石鹸の特性と残留物にあるのです 石鹸シャンプーを使った事のある人なら誰でも感じたことがあるはずのキシキシした特有のキシミとベタベタした感触(乾かしてもべとつく感じ) これは石鹸が強いアルカリ性であり生分解性が良くないので等電点(肌や毛髪の安定状態)に戻りにくく、そのためキシミやパサツキを感じます(そのため強い酸リンスが必要) また石鹸は水道水に含めれている金属イオンと結合し、石鹸カスを残留させてしまいます この二つの原因により頭皮は収斂(等電点が戻らない)せず、アレルゲンの浸入を防げず、石鹸カスが雑菌の餌となり菌の増殖が痒みの悪化を引き起こしています。さらに、寝汗により枕の湿度が上がり雑菌が増殖がしやすい環境となります。 石鹸シャンプーが悪いと言うわけではありませんが、その残留物や特性により痒みが発生し、掻きむしることで脱毛している事が多いのです。 クレールにお越しのお客様はシャンプーを替えるだけで改善しています。 もしも、同じような症状があって悩んでいたら、一度シャンプー剤を見直してみてはいかがでしょうか? もちろん症状の改善には個人差もあると思いますし、変える商品によっては悪化する場合もあるので、行きつけの美容師さんにも良く相談してみて下さいね。 ※この記事は石鹸シャンプーを否定しているわけではありませんが、どんな商品にも体質に合う合わないがあるので注意してください。
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