クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

個性って何だろう?

2013年01月10日 | ブログ

今日、ネットのニュースを見ていたら男性のファッション意識調査のアンケート結果があり、そこには「服はユニクロでも靴は高級ブランドを・・・」って言う見出しがあったので読んで見ました。

そう言えば以前にも同じようなタイトルで「高所得者層ほどユニクロが好き?」と言うのを見た事があります。

この記事で印象的だったのが、あるファッション評論家の「ユニクロはファッションではないんですよ」「ユニクロは基礎生活材なんです。つまり、ヒートテックやウルトラライトダウンのような防寒着であったり、下着であったりするわけです。特に高所得者層はそれらを人に見せたり自分で味わったりする『ファッション』とは捉えていないと思うんです」と書いていた事です。なるほど日用品だから利用率が増えているんですね。

そう言えば今年も街を歩いているとウルトラライトダウンを来た人をたくさん見ました。

ある人は、それを見て「人民服のようだ」と表現していましたが、日本では、もう洋服で個性を主張する時代ではなくなってきたのかな?と思うと少し寂しい気がしますね。

私はユニクロを否定するわけではありませんが、確かに人気はあるけれど今日の記事でも分かるように決して単純に良い品(上質)だと思っている人は多くないのでしょう。

そのためか、お客様との会話でも「安い割には」とか「あの値段なら1シーズンで捨てても損しないから」などと割り切って考える人が多いようです。

そう思うと会社の規模は拡大しているけどブランドの質そのものは何も向上していないんだな~って思ってしまうのは私だけでしょうか。

比較しては申し訳ないけど「ワコールは高いけどやっぱり良いよ」「着心地や耐久性も抜群」って話も逆に良く聞く話です。

そう言えばお客様の中に百貨店の下着のバイヤーさんがおられ、ワコールやその他の大手下着メーカーの研修に参加している方からも「絶対にワコールが良いよ」「それはどこにお金を掛けないといけないかが分かっているメーカーだから」と色々レクチャーしてくれました。

それは私の仕事も同じ考え方で施術にも商品開発にも一貫してそれを貫いています。

ところで、今日しばらくぶりにご来店下さったお客様が「友達が美容室をオープンしたので、しばらくそちらに行っていたんです」と言われ、その後「お付き合いで行ってたけど髪が酷く損傷したので以前の店に戻ると正直に断ってから来ました」と話してくれました。

以前は髪のコンディションの良さに多くのお友達から「髪が綺麗ね」とか「カラーとパーマをしても綺麗だね」と羨ましがられていたのに、最近は「美容院かえた?」って聞かれます「それもトーンダウンの声で」と言ってました。

その方曰くは「髪の形も大切だけど、これだけ髪の傷んだ人が多いと、髪が健康で綺麗と言うだけでも個性的なことなんですね」との事です。

本当にそうですね洋服も靴も髪も形だけが個性ではなく本当の意味での良質感こそが、全てを表す個性なんだと思います。

お帰りの時には「やっぱりこのシャンプー!」と言ってセーヌのシャンプーとヘアローションをお買い上げ下さいました。

「これからも健康で美しい髪の管理をお願いしますね」と一言残されて。

コメント
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