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クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

妊婦にヘアカラーは禁物!?

2013年05月16日 | 妊婦さんの美容施術

昨晩の「ためしてガッテン」で「気づかないかぶれ」を解説していました。

そこでは京都大学医学部の資料提供により、樹状細胞が化学物質をリンパ節に運ぶ様子が映像化され世界で初じめて公開されたのです。

妊娠中のヘアカラーついては今までにも質問が多く「羊水は汚れるの?」とか「アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが生まれるの?」と言った質問を多数いただきました。

その度にお客様にご理解いただけるよう詳しく説明し、クレールでは妊娠中(授乳中も)ヘアカラーを止めて頂くようお願いをしてきました。

今までにも多くの専門家による経皮毒(皮膚から吸収)については賛否両論で、本当のことがわかりにくい事がたくさんありました。

しかし、今回の京都大学の映像で化学薬品は微量でも確実に体内に吸収されることが画像により立証されました。

それでも「死活問題だ」とこれを否定し「臨月以外は大丈夫」なんて言うサロンがあることも事実です。

でも、昨晩の京都大学の資料により人体の皮膚(表皮)に付着した化学薬品が体内吸収される映像を見ると、胎児に与える影響がある可能性は高いと考えられます(羊水が汚れるなんてレベルは超越しています)

とは言え、その事を気にする人と、気にしない人が必ずいると思います。

もしも貴方が生まれてくる我が子のことを大切に思うなら、少なくとも妊娠から授乳が終わる期間の間だけでもパーマやヘアカラー、また生分解性の悪いヘアケア商品などを避けることをお勧めします。

例え確実に危険では無いとしても、疑わしきものを出来るだけ避ける事も母としての愛情だと思って頂けたら幸いです。

現役の美容師の私が言うのも変かと思われるかもしれませんが、その事をお客様に伝える義務があると私は思っています。

それが大切なお客様とお子様の健康を守ることのお役に立つのなら幸いです。


きっと素敵なお母さんに

2012年10月07日 | 妊婦さんの美容施術

昨日は先月にめでたく女のお子様を出産されたお客様が「髪を切りたい」とご来店くださいました。

この方も中学生の時からの長~いお付き合いですが、そんなお客様がお母さんになったのを聞くと時の流れを感じます。

予約の時点ではカラーリングを希望されていましたが出産後、間もない事や授乳中と言うこともありヘアカラーを止めてい頂くよう、お話しさせて頂きました。

ヘアカラーが母乳などを通じて赤ちゃんにどのような影響があるのか立証する事は難しい事ですが、世の中で『経皮毒』と言われ皮膚からの吸収による胎児への影響を研究している機関も少なくないことからも、何らかの影響がある事が心配されています(以前はそのような機関とも共同研究しデータを見せて頂いた事もあります)

そのため、私はいつも妊娠中や授乳中のお母さんにはパーマやカラーリングなどの薬品が直接肌に触れる施術を一定の期間、お断りしています。

そのためか、今ではクレールにお越しくださる全てのお客様がその事を理解して下さり、色々とご相談くださいます。

「赤ちゃんを妊娠した時からすでにお母さんなのですよ」といつも私がお話しすると、それを素直に受け入れ、嬉しそうに聞いてくださる方々に「このお母さんの子供に生まれてきて良かったね」と思うことと同時に「母の愛は辛抱」する事なんだな~なんて思います。

でも、それできっと素敵なお母さんになると私は信じています。

時々、カラーリングなどをお断りすると「売り上げ下げてすいません」なんてお気遣いをしてくださいますが、この先ず~と親子共々健康でいて下さることが私にとっても幸せな事なのです。

現代の女性から次世代のお子様までもが、奇病に苦しまないように予防する事のお手伝いが出来れば、私たちのような存在にも意味があるのかな・・・・なんて思います。