昨晩の「ためしてガッテン」で「気づかないかぶれ」を解説していました。
そこでは京都大学医学部の資料提供により、樹状細胞が化学物質をリンパ節に運ぶ様子が映像化され世界で初じめて公開されたのです。
妊娠中のヘアカラーついては今までにも質問が多く「羊水は汚れるの?」とか「アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが生まれるの?」と言った質問を多数いただきました。
その度にお客様にご理解いただけるよう詳しく説明し、クレールでは妊娠中(授乳中も)ヘアカラーを止めて頂くようお願いをしてきました。
今までにも多くの専門家による経皮毒(皮膚から吸収)については賛否両論で、本当のことがわかりにくい事がたくさんありました。
しかし、今回の京都大学の映像で化学薬品は微量でも確実に体内に吸収されることが画像により立証されました。
それでも「死活問題だ」とこれを否定し「臨月以外は大丈夫」なんて言うサロンがあることも事実です。
でも、昨晩の京都大学の資料により人体の皮膚(表皮)に付着した化学薬品が体内吸収される映像を見ると、胎児に与える影響がある可能性は高いと考えられます(羊水が汚れるなんてレベルは超越しています)
とは言え、その事を気にする人と、気にしない人が必ずいると思います。
もしも貴方が生まれてくる我が子のことを大切に思うなら、少なくとも妊娠から授乳が終わる期間の間だけでもパーマやヘアカラー、また生分解性の悪いヘアケア商品などを避けることをお勧めします。
例え確実に危険では無いとしても、疑わしきものを出来るだけ避ける事も母としての愛情だと思って頂けたら幸いです。
現役の美容師の私が言うのも変かと思われるかもしれませんが、その事をお客様に伝える義務があると私は思っています。
それが大切なお客様とお子様の健康を守ることのお役に立つのなら幸いです。