というわけで、いま、帝国ホテルに泊まっております。
何が「というわけで」なの? と仰る方は、過去記事をどうぞ↓
その1 その2 その3 その4
昨日チェックインしたのが午後3時くらい。
いま、明け方の五時過ぎ。
パソコン持ち込んで、これ書いてます。はい。
(おお、なんかブログっぽいぞ)
下の写真は、一晩泊まったけどやっぱり使い勝手がよく分からなかった、枕たち。
ワタシノ 頭ハ 1ヶ . . . 本文を読む
さて、帝国ホテルにクリーニングを頼みたいばっかりに、前回ブログで帝国ホテルに宿泊予約(4月27日)を入れてしまったcountsheep99でございます。
(※ここまでの経緯はこちらでご覧ください。その2 その3)
ここでひとつ、嬉しい、というか、感服した出来事がありましたので、宿泊の前にちょっとご報告を。
今回、帝国ホテルへの宿泊予約するのに、以前に利用したことのある一休.comというサイト . . . 本文を読む
さて、準備は整いました。
あとは帝国ホテルにクリーニングに出すだけです。
とある休日。私は「シミつき&細工糸ボタン」のワイシャツ
(※前回ブログ参照 その2)
を抱えて、地下鉄ゴトンゴトン、日比谷駅A13出口を出ました。
明るい地上に降り立つと、目の前にそびえるは、帝国ホテル。
ホテルの正面玄関前は、活気にあふれていました。
次々に停まる黒い車と、そこから出てくるスーツ姿の人々、出迎えるドアマ . . . 本文を読む
さて、前回ブログでは「シミ抜き」の実験準備を行いました。
シミの次に気になったのが、「ボタン付け」。
「ボタンがついたシャツはすべてボタンを外してからクリーニングする」
帝国ホテルの伝統的なサービスなんだそうです。Wikipediaの記事によると。
これを読んで、うひゃあ、そこまでやるんだスゴイなあと感心・感激していると、またしてもアクマが私の耳もとで、
(試シタイダロウ? ソレガ . . . 本文を読む
前に当ブログで、立派なホテル従業員はステキな召使につながるかもしれない。という記事を書いたところ、山橘さんからコメントをいただいて、「帝国ホテルのクリーニング・サービス」というものを初めて知りました。
すばらしい。ここまでするなんて…と驚嘆するほどの細やかなサービス。
ここのクリーニング部門で働いている方々は、裏舞台の主役です。
山橘さんが教えてくださったウィキペディアの「帝国ホテル」記事はこ . . . 本文を読む
ふだん、執事とか召使いたちを頭のどっかに据えて暮らしていると、思わぬ出会いがあります。
近所のホームセンターだった。
机の蛍光灯が切れたので、買いに行ったのです。もともとは。
そうなんだけど、この大型店に入ると、いつもフラリと足を踏み入れてしまうコーナーがある。
広いフロアの一画にある、犬猫を展示販売する「ワンニャン村」。
その名の通りワンニャンワンニャンと、ちっこいワンころやニャンころがガ . . . 本文を読む
これまでにご紹介した“召使いたちが描かれている絵画”が何枚かたまってきたので、ここはすっきりと、新カテゴリーにまとめることにしました。
カテゴリー名は「召使たちの絵画」です。
で、今回取り上げる召使いの絵は、ノーマン・ロックウェル『靴下の検分』
ノーマン・ロックウェルの絵といえば『サタデー・イブニング・ポスト』紙の表紙が有名です。
ですが、この『靴下の検分』は表紙絵ではなくて、その『ポスト . . . 本文を読む
前々回のブログで、執事への転職を志している伊織さんと仰る方からコメントを頂きました。
……………。
いま、「執事への転職」とあっさり書いちゃいましたが、
すごいことですよっ、これは!!!
伊織さんは現在、執事養成学校へ留学するための資金を貯めながら、サービスに関する知識を勉強中とのこと。
「目指している学校とか、もう決まっているんでしょうか?」と伺ったところ、オランダにある、つぎ . . . 本文を読む
谷崎潤一郎の傑作女中さん列伝『台所太平記』
小手鞠萌さんが「日本文学の使用人」としてコメント欄でご紹介してくださった小説です。
読みました。ありがとうございます。ほんとに面白かった。あー。
次々と個性的な女中さんたちが登場して、彼女らの突飛なふるまいに「ふふ…」と笑い声を漏らすこと、たびたびでした。
が、今回はその面白さを伝えたいワケじゃない。
小説の中でカルチャーショックを受けた箇所があるん . . . 本文を読む
さてさて、お待ちかね。
みなさま、もう漫画雑誌「メロディ 4月号」はお買い求めになられたでしょうか。ジーヴスが漫画となって、世界に初めてお目見えしました。
表紙一部のアップ。
左がバーティ、右がジーヴスです。
漫画のタイトルは「プリーズ、ジーヴス」
作画は勝田文さん。
国書刊行会『比類なきジーヴス』が原案となっています。
2月28日、発売日。
記念すべきこの日、まだ寒風が吹きすさぶ中、 . . . 本文を読む
本日の召使 : ハンス・シュワイガー(フォン・トラップ一家の執事)
『サウンド・オブ・ミュージック』
想像してみてください。
もし、あなたが執事で、
長い年月、さる貴族に仕えていたとする。
立派で、包容力のあるご主人さまと、素朴で快活な奥さま。
愛くるしい7人の子どもたち。
居間は音楽にあふれ、おだやかで、幸せな毎日。
ところが。
戦争が、すべてを、変えた。
窓の外、街の景色が、みる . . . 本文を読む
清少納言、曰く――
ありがたきもの
舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。
毛のよく抜くる銀の毛抜き。
主そしらぬ従者。
『日本の文学 古典編9 枕草子 上』校注・訳/鈴木日出男 ほるぷ出版 昭和62年
(※原文にはルビがふってあるが、ここでは省いた。また太字改行はブログ筆者による)
これを橋本治の桃尻語に訳すると――
めったにないもん。
舅にほめられる婿。そいから、姑に . . . 本文を読む
前回ブログで、ホテル従業員と召使いとのつながりを書いたところ、
山橘さんと小手鞠萌さんから素敵なコメントと情報をいただきました。ありがとうございます。
山橘さんと同じく、じつはわたくしもホテルの客室清掃をした経験があります。
高校生の頃、冬休みを利用してのアルバイトでした。
場所は新宿の、某大型ビジネスホテル。
掃除は2人でチームを組んで行いました。
ひとりはユニットバス内の水まわり担当で、も . . . 本文を読む
ネヅさんと仰る方からコメントをいただきました。(ありがとうございます)
>はじめまして。大学でホテル経営を学んでから、執事好きなネヅを申します。最近、本当にホテルに転職しようかなと考えています。
読んでふと、あるホテル業務員男性のエピソードを思い出しました。
5、6年以上も前のことになるでしょうか。それは、とある雑誌の記事でした。
美容室でパーマをかけている間に手にした雑誌。
(すみませ . . . 本文を読む
先日、桜井さんと仰る方からこんなコメントを頂きました。
>ところで、西洋には召使いが主役級で登場し、その生活描写の活き活きと詳しい文学作品や資料がたくさんあるようですが、日本の方でそのような作品等はご存じないでしょうか?
>私は日本の下男下女というと、樋口一葉の『大つごもり』のような奉公の身の辛さを一人嘆く姿が一番に思い浮かぶので、
もっと要領のいい、大胆な召使いが日本にはいないものか・・と . . . 本文を読む