執事好きの『名探偵登場』の楽しみ方

本日の召使 : ジェームズサー・ベンソンマム (映画『名探偵登場』/原題:Murder by Death より) 『名探偵登場』 作品を創る技法に“パスティーシュ(模倣)”というのがあります。 ある作品や作家の手法、キャラクターを借りて新しい別の物語を描く方法です。 とうぜん観る側の、原作(あるいはキャラクターの特徴)への知識・理解度によって作品の面白味は左右されます。ものまね名人の芸を、元ネ . . . 本文を読む
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召使い好きが「やましさ」を感じる時

イギリスの召使いや使用人の世界に魅了されて、様々な資料本や召使いが登場する小説や映画にふけるようになると、ある時点で「やましさ」を感じるようになります。 音立てぬ静かな召使いたちの振舞いは、いつだってわたしの心を掴んで離しませんでした。 老練なる執事の威風堂々たる雰囲気や、ハウスキーパーの厳然たる態度や物腰、銀のトレイを目の高さに掲げながら貴族たちの間をすりぬけて給仕するフットマンやメイドたちの . . . 本文を読む
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購入予約しちゃったゾ DVD「MANOR HOUSE(マナーハウス)」

またもや小手鞠萌さまから貴重な情報をいただきました。(いつもありがとうございます!) こちらです↓ エドワード朝時代の英国マナーハウスを舞台に、階上の富裕階級と階下の召使いたちの世界を再現したドキュメンタリー・ドラマDVD、 「MANOR HOUSE 英國発 貴族とメイドの90日」 ちなみに、映画ではありません。 イギリスのTV番組が制作した “歴史再現ドキュメンタリー” で、現代人20人が . . . 本文を読む
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1903年の執事―ウッドハウスのエッセイから

以前、当ブログにコメントを寄せてくださる小手鞠萌さまから、 「ミステリマガジン五月号」が執事・メイドの特集をしていますよ、と詳細なる情報を頂きました。 遅ればせながら、やっと五月号が手元に届きました。 ミステリマガジン五月号 :特集 執事とメイドは見た! すばらしい特集記事です。 とくにミステリ書評家の杉江松恋氏による 「執事&メイドミステリはこれを読め!」はスゴイ。 読みたくなる作品がまる . . . 本文を読む
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