召使語録7 枕草子「ありがたきもの」  千年前でも、召使いってのは…

清少納言、曰く――


ありがたきもの 

舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。
毛のよく抜くる銀の毛抜き。
主そしらぬ従者。

『日本の文学 古典編9 枕草子 上』校注・訳/鈴木日出男 ほるぷ出版 昭和62年
(※原文にはルビがふってあるが、ここでは省いた。また太字改行はブログ筆者による)



これを橋本治の桃尻語に訳すると――


めったにないもん。

舅にほめられる婿。そいから、姑に可愛がられるお嫁さん。
毛がよく抜ける、銀の毛抜き。
主人の悪口を言わない使用人。

『桃尻語訳 枕草子 上』橋本治著 河出文庫 1998年
(太字はブログ筆者による)



(こっそりコメント・ブログ筆者countsheep99)

いつの世も、召使いってやつぁ…。
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