コメント
お勧めです。
(
山橘
)
2008-03-16 15:14:39
まず英語がわからないので、エチケットクイズもマナー以前に惨敗の私ですが(苦笑)
ジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオーの「もてなしの事典」がお勧めです。「永久不滅のエレガンスのルール」の著者で、ニナ・リッチのサロンでディレクターを8年務めた方です。エレガンスのルールはファッションの本だそうなのですが(未見です)、うちにありますもてなしの事典は社交のための本で、A~Zにちなんで各章のタイトルがつけられています。A項だけで知人、食事後の客、午後、記念日、灰皿、資産(と負債)、雰囲気とあって、どこからでも読めるのがいいと思います。
エチケットクイズにかかわりのあるものとしては「おくれて来る人」。答えをかくと今からチャレンジする方のお邪魔になってしまうかもしれませんが、読むとなるほど、と静かに唸らせられます。
古い本なので、ちょっとアマゾンで注文して、、というわけにはいかないようですので書誌データを書かせていただきます。図書館か古書店で見かけられたら是非御覧ください。
『もてなしの事典 料理と洋酒とマナーのエレガンス』
ジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオー著 田中清子訳、鎌倉書房、昭47
面白そう!
(
Unknown
)
2008-03-17 15:08:25
>山橘さん
ああ~、面白そうな事典だなぁ!
わたし御用達の近所の図書館(三鷹市、武蔵野市、杉並区)には無かった…。
でも、事典は手元につねにあって、気軽に読めてこそ重宝なものだから、二週間で読みきってハイ返却、じゃちょっとなあ。
古本屋で見つけたら、即買いです!!
「おくれて来る人」で思い出したこと。
大学でフランス語初級を教わっていたとき、先生が授業の合間にとつぜん、真剣な面持ちで言いました。
「フランスでは食事の時間に遅れるのは厳禁です。どんなに懇意にしているレストランでも、予約時間に遅れたら、いっぺんで信用を失います。老若男女、すべてです。
5分遅刻だとウェイターから“最大級の”軽蔑のまなざしを向けられ、10分遅刻なら門前払いです。本当ですよ。常連客でも『もう結構。来ないで頂きたい』と追い払われます。
それだけ彼らは“食事をする”ことを大切に思っているのです」
ブリア・サヴァラン曰く、
「だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅうその幸福を引き受けるということである」(『美味礼賛』)
…冷や飯も美味しく頂いちゃうわたくし、フランスを訪れる時は(機会があるか?)気をつけねば…。
ちなみに、うちにある時計はぜんぶ微妙にズレたままです。
(でも平気)
もてなしの辞典、買わねばッ!
(
伊織
)
2008-03-17 22:54:28
早速留学先のご紹介、ありがとうございます♪
私は毎日TIBAのサイトで写真を見ては、やる気と根性を叩き直しているのです。目指せ4年後!!と貯金する気も一層強まるばかり・・・
エチケットクイズを最初にやった時、『時にはA,B両方である』とかあって『おいおい・・・』と脱力したものですが、後々よく考えると『なるほど』と納得しました。
>山橘さん
実に興味深い辞典ですね、私もAmazonで調べてあったら即購入します!
>Unknownさん
私も高校で2年間フランス語取ってましたが、同じく先生に食について勉強していた時、似たような話をしていました。
アメリカ人の友人がフランスに遊びに来たので、レストランに連れて行こうとしたが、相手が遅れてしまって時間になっても来ない。
5分後現れても反省の色がなく、彼と同じく店全体から冷たい視線を浴びせられ恥ずかしい思いをしたそうな。
アメリカ人は『5分程度でカリカリすんなよ』とルーズなところがありますが、時間に遅れるというのはやはり相手にとって凄く失礼にあたりますよね・・・
Unknownさんはわたくしでした(失礼)
(
countsheep99
)
2008-03-18 11:00:27
先ほどのUnknownのコメントは、わたくしcountsheep99でございます!
先走ってコメントを先に入力してたら、名前を入れ忘れ。
山橘さん、そして伊織さん、失礼しました!
そして、スープをいただく時は何があってもスプーンを使いましょう!
(引っ掛け問題と深読みして、Cを選んで見事に×。わたしのばかばか!)
補足です。
(
山橘
)
2008-03-18 22:25:28
上記にあげさせていただいた本はかっちりした事例を列挙するような事典ではなく、エッセイのような語り口のすっきりしたものですので、著者の経験談などに基づいています。(なんかお二方ともあんなつたない推薦ですでに購入を決められているようなので、、どきどきしました。)
いま何かいいサンプルに出来そうな項はないかな~と思って捲ったら、「おしきせ」という話がありました。全編こんな具合の語り口です。
「(前略)めったにないことですが正式の晩餐会の時に、バトラーに燕尾服を着せるエレガントな家庭もあります。お客の服装とよく似ていますが、折り返しが絹ではありませんし、チョッキは白ではなく黒にして、蝶ネクタイをします。昼間は黒いすじのあるズボンに黒のネクタイをします。そして白のワイシャツの衿の先きが上を向いています。くりかえしていいますと、このスタイルは今では殆ど見られませんが、役人の家とか外交官の家とか、または大変贅沢な生活をしている処には、まだ残っています。
(中略)
これまでに述べましたのは制服の原則です。実際にはまるで違っていて、何もかもこの通りには行きません。お宅の女中さんの好きな明るい紫色のセーターを脱がせて黒いナイロンの服に白いエプロンを着せてごらんなさい。つま先のあいたサンダルの代りに、一年中ストッキングをはかせ、紐でしめる踵の低い靴をはかせてごらんなさい。ひと騒ぎ起すか何日もふくれ面をされるかしないで、これをなしとげたら、私はただただあなたの腕前に敬服の外ありません。」
countsheep99さま。
もしかしたらうちの母はフランス人かも知れません…。(食事の時間は厳守で)
すばらしい補足!
(
countsheep99
)
2008-03-19 04:05:35
>山橘さま
わざわざ有難うございます!
しかもバトラーと女中に関するサンプルを拾ってくれて。
こんなに長い文を書き写す(打ち写す?)の、大変だったろうに…!(嬉泣)
ますます、読みたくなりましたよ。うん!
山橘さんのママンは家庭の幸福を大切にしてらっしゃるのですな。うちの母は正確なる腹時計を持つ原始人っス。
すごい面白い!
(
Sefone
)
2008-12-10 11:51:55
すっごい面白い!本当にあるんですね、執事養成学校なんて。
日本にはあんまり執事っていない気がしますけど・・・。
TIBAを卒業した生徒は、就職先はどこになるんでしょうかね?
この世の中に執事を雇える人がそんなにたくさんいるんでしょうか?
どこかの国の王室の執事になるとか?それとも高級ホテル?
何にせよ、興味をひかれますね!
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ジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオーの「もてなしの事典」がお勧めです。「永久不滅のエレガンスのルール」の著者で、ニナ・リッチのサロンでディレクターを8年務めた方です。エレガンスのルールはファッションの本だそうなのですが(未見です)、うちにありますもてなしの事典は社交のための本で、A~Zにちなんで各章のタイトルがつけられています。A項だけで知人、食事後の客、午後、記念日、灰皿、資産(と負債)、雰囲気とあって、どこからでも読めるのがいいと思います。
エチケットクイズにかかわりのあるものとしては「おくれて来る人」。答えをかくと今からチャレンジする方のお邪魔になってしまうかもしれませんが、読むとなるほど、と静かに唸らせられます。
古い本なので、ちょっとアマゾンで注文して、、というわけにはいかないようですので書誌データを書かせていただきます。図書館か古書店で見かけられたら是非御覧ください。
『もてなしの事典 料理と洋酒とマナーのエレガンス』
ジュヌヴィエーヴ・アントワーヌ・ダリオー著 田中清子訳、鎌倉書房、昭47
ああ~、面白そうな事典だなぁ!
わたし御用達の近所の図書館(三鷹市、武蔵野市、杉並区)には無かった…。
でも、事典は手元につねにあって、気軽に読めてこそ重宝なものだから、二週間で読みきってハイ返却、じゃちょっとなあ。
古本屋で見つけたら、即買いです!!
「おくれて来る人」で思い出したこと。
大学でフランス語初級を教わっていたとき、先生が授業の合間にとつぜん、真剣な面持ちで言いました。
「フランスでは食事の時間に遅れるのは厳禁です。どんなに懇意にしているレストランでも、予約時間に遅れたら、いっぺんで信用を失います。老若男女、すべてです。
5分遅刻だとウェイターから“最大級の”軽蔑のまなざしを向けられ、10分遅刻なら門前払いです。本当ですよ。常連客でも『もう結構。来ないで頂きたい』と追い払われます。
それだけ彼らは“食事をする”ことを大切に思っているのです」
ブリア・サヴァラン曰く、
「だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅうその幸福を引き受けるということである」(『美味礼賛』)
…冷や飯も美味しく頂いちゃうわたくし、フランスを訪れる時は(機会があるか?)気をつけねば…。
ちなみに、うちにある時計はぜんぶ微妙にズレたままです。
(でも平気)
私は毎日TIBAのサイトで写真を見ては、やる気と根性を叩き直しているのです。目指せ4年後!!と貯金する気も一層強まるばかり・・・
エチケットクイズを最初にやった時、『時にはA,B両方である』とかあって『おいおい・・・』と脱力したものですが、後々よく考えると『なるほど』と納得しました。
>山橘さん
実に興味深い辞典ですね、私もAmazonで調べてあったら即購入します!
>Unknownさん
私も高校で2年間フランス語取ってましたが、同じく先生に食について勉強していた時、似たような話をしていました。
アメリカ人の友人がフランスに遊びに来たので、レストランに連れて行こうとしたが、相手が遅れてしまって時間になっても来ない。
5分後現れても反省の色がなく、彼と同じく店全体から冷たい視線を浴びせられ恥ずかしい思いをしたそうな。
アメリカ人は『5分程度でカリカリすんなよ』とルーズなところがありますが、時間に遅れるというのはやはり相手にとって凄く失礼にあたりますよね・・・
先走ってコメントを先に入力してたら、名前を入れ忘れ。
山橘さん、そして伊織さん、失礼しました!
そして、スープをいただく時は何があってもスプーンを使いましょう!
(引っ掛け問題と深読みして、Cを選んで見事に×。わたしのばかばか!)
いま何かいいサンプルに出来そうな項はないかな~と思って捲ったら、「おしきせ」という話がありました。全編こんな具合の語り口です。
「(前略)めったにないことですが正式の晩餐会の時に、バトラーに燕尾服を着せるエレガントな家庭もあります。お客の服装とよく似ていますが、折り返しが絹ではありませんし、チョッキは白ではなく黒にして、蝶ネクタイをします。昼間は黒いすじのあるズボンに黒のネクタイをします。そして白のワイシャツの衿の先きが上を向いています。くりかえしていいますと、このスタイルは今では殆ど見られませんが、役人の家とか外交官の家とか、または大変贅沢な生活をしている処には、まだ残っています。
(中略)
これまでに述べましたのは制服の原則です。実際にはまるで違っていて、何もかもこの通りには行きません。お宅の女中さんの好きな明るい紫色のセーターを脱がせて黒いナイロンの服に白いエプロンを着せてごらんなさい。つま先のあいたサンダルの代りに、一年中ストッキングをはかせ、紐でしめる踵の低い靴をはかせてごらんなさい。ひと騒ぎ起すか何日もふくれ面をされるかしないで、これをなしとげたら、私はただただあなたの腕前に敬服の外ありません。」
countsheep99さま。
もしかしたらうちの母はフランス人かも知れません…。(食事の時間は厳守で)
わざわざ有難うございます!
しかもバトラーと女中に関するサンプルを拾ってくれて。
こんなに長い文を書き写す(打ち写す?)の、大変だったろうに…!(嬉泣)
ますます、読みたくなりましたよ。うん!
山橘さんのママンは家庭の幸福を大切にしてらっしゃるのですな。うちの母は正確なる腹時計を持つ原始人っス。
日本にはあんまり執事っていない気がしますけど・・・。
TIBAを卒業した生徒は、就職先はどこになるんでしょうかね?
この世の中に執事を雇える人がそんなにたくさんいるんでしょうか?
どこかの国の王室の執事になるとか?それとも高級ホテル?
何にせよ、興味をひかれますね!