主人への忠誠か、ナチへの忠誠か 『サウンド・オブ・ミュージック』

本日の召使 : ハンス・シュワイガー(フォン・トラップ一家の執事) 『サウンド・オブ・ミュージック』 想像してみてください。 もし、あなたが執事で、 長い年月、さる貴族に仕えていたとする。 立派で、包容力のあるご主人さまと、素朴で快活な奥さま。 愛くるしい7人の子どもたち。 居間は音楽にあふれ、おだやかで、幸せな毎日。 ところが。 戦争が、すべてを、変えた。 窓の外、街の景色が、みる . . . 本文を読む
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召使語録7 枕草子「ありがたきもの」  千年前でも、召使いってのは…

清少納言、曰く―― ありがたきもの  舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。 毛のよく抜くる銀の毛抜き。 主そしらぬ従者。 『日本の文学 古典編9 枕草子 上』校注・訳/鈴木日出男 ほるぷ出版 昭和62年 (※原文にはルビがふってあるが、ここでは省いた。また太字改行はブログ筆者による) これを橋本治の桃尻語に訳すると―― めったにないもん。 舅にほめられる婿。そいから、姑に . . . 本文を読む
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伝統ある英国ホテルは執事が創設したのだった

前回ブログで、ホテル従業員と召使いとのつながりを書いたところ、 山橘さんと小手鞠萌さんから素敵なコメントと情報をいただきました。ありがとうございます。 山橘さんと同じく、じつはわたくしもホテルの客室清掃をした経験があります。 高校生の頃、冬休みを利用してのアルバイトでした。 場所は新宿の、某大型ビジネスホテル。 掃除は2人でチームを組んで行いました。 ひとりはユニットバス内の水まわり担当で、も . . . 本文を読む
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立派なホテル従業員はステキな召使につながるかもしれない。

ネヅさんと仰る方からコメントをいただきました。(ありがとうございます) >はじめまして。大学でホテル経営を学んでから、執事好きなネヅを申します。最近、本当にホテルに転職しようかなと考えています。 読んでふと、あるホテル業務員男性のエピソードを思い出しました。 5、6年以上も前のことになるでしょうか。それは、とある雑誌の記事でした。 美容室でパーマをかけている間に手にした雑誌。 (すみませ . . . 本文を読む
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