夢中人

sura@cosmic_a

偶然

2013年03月21日 | Weblog
最近、ウォーキングをしています。
今まで車で通っていた通りすがりの道などを歩いていたりすると、いろんな発見があったりして楽しみながらやっています。
先日、こんなものを見つけました。

柵に絡み付いているというか、一体となっている木。すごい。こんな風になるんですね。

あとは春ということで春の草花があちらこちらに。




こちらの桜は 佐世保東山海軍墓地の桜。
ここには沢山の桜が植えてあります。まさに鎮魂の櫻と言ったところでしょうか。
佐世保東山海軍墓地は、碑は合葬碑・個人碑に分けられ、合葬碑は戦前のものが15基、戦後には45基が建設されているそうです。個人碑は戦前のものが417基あり、その中には陸軍兵士3名、ドイツ水平1名のお墓も含まれているようです。なぜこの場所にドイツ水平のお墓があるのかはわかりませんがお名前もありました。
欲望のメディア (小学館文庫)
猪瀬 直樹
小学館

ドイツといえば、今読んでいる猪瀬直樹さんの「欲望のメディア」第一章 遠視鏡の夢のところでドイツのお話が出てきます。
テレビという機械が産声をあげた状況が書かれてあります。戦争によっていろんな機械が進化し、それが今の生活の中で存在し活躍しているとは聞いていましたが、テレビもそうだったんですね。すごく意外でした。
お話の中にヒトラーが出てくるんです。このお話を読み進めていくうちに、思い浮かんだ話がありました。それは、アメリカ映画の「13日の金曜日」です。この映画の主人公はジェイソン。ジェイソンは惨忍な殺人鬼。とても怖い存在であることは間違いないと思われます。そんな恐ろしい殺人鬼ジェイソンですが、子供達の間で人気があったと耳にしました。この事は制作者も予想にしていなかったと言っていたと思う。そんな子供達のヒーローであるジェイソンに、だた殺人をさせることはできないということで、ギャング達を次々にやっつけさせたと聞きました。
これからするとですよ、テレビというのは予想していなかった事が起きるんですね。偶然が起こる。ヒトラーというのは、偶然にも偶然を発見してしまったのか。彼はですよ、思い浮かぶ感じからすると小柄な印象だと思う。それってテレビ向きだとききました。まさにメディア向きというか、その偶然をいち早く発見した。そして彼を描いている映画がつくられたりもしたとあったけど、どんな映画かはわからないけど、おそらく、すごくすばらしくいい感じで描かれていたとは思う。そこに描かれている自分は、作り上げられた自分であって、そこに苦悩はなかったのかな。たまに耳にするんですが、メディアを通して出ている自分と、実際の自分は違うという苦悩があるというのを。もしそれが彼にあったとしたらですよ、おそらくですがその時の状況からして、メディアの中の自分に何が何でも近づこうとしたかもしれない。それは人気者、つまり支持率の高い自分。もしそうだとしたら、もしかしてもしかすると、ヒトラー自身もメディアの罠にかかった一人なのかもしれない。歴史の影に女ありということで、その映画をつくったのは、彼の恋人だと噂された女性みたいですね。なぜそう言われたかというと、その中に描かれている彼が日頃のままよく描かれてあったからとあったのですが、逆だったのかもしれないですね。彼が彼女の描く自分に近づいていったのではないのだろうか。私は、ナチスとかヒトラーのことはよくわからないんです。調べようと思えば調べられると思うのですが、映画を観るとかその範囲の情報くらいでしょうか。
動く映像のヒトラーと対照的のように描かれているのが天皇の「御真影」。それは写真で動かない。それは、それぞれの心の中に存在する。具体的ではなく現実感がない。言い換えれば神秘的なのかな。それは長い歴史がそうさせるとヒトラーが言ったみたいですね。
当時、日本はテレビ開発に力を入れなかったみたいなんですが、それは必要がなかったのかもしれないけど、「偶然」なのかもしれない。でも、当時テレビが日本にあったとしても、天皇はテレビには出なかったのではないかなと感じるけどなぁ。おそらく。

そういえば、ルワンダでもラジオというメディアが使われていましたね。
歴史の影に女ありといいますが、女だけではなくメディアというのもありそうですね。
「歴史の影に女とメディアあり」か。。。
コメント (3)
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