夢中人

sura@cosmic_a

地方再生

2010年07月23日 | Weblog
「ニッポンのつくりかた」という本を読みました。
と、いうよりも、この本は以前に買っていて、読み返したと言った方がいいです。

竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方
竹中 平蔵,上田 晋也
朝日新聞出版

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その中の、「第4章 地方再生」なんですけど、その中に「47都道府県のうち、国から地方交付税交付金をもらっていないのは、
実は東京都と愛知県だけです」とあったんですよ。
私は、これを読んだ時に、地方交付税交付金というのは、もらわなければもらわないでいいんだと思いました。
ということは、他の都道府県は、国に援助してくれと言ってるということですね。

国の援助はいらないと言ってる所は、東京都と愛知県のみ。
東京はわかるとして、愛知県?って感じなんですが、愛知県には、トヨタ自動車があるからでしょうね。
トヨタの効果によって、愛知県にたくさんの税金が納められている。
1つの会社の効果というのは、すごいんですね。トヨタは、日本を代表する会社なんだけど、その地域にすごい潤いを与えるんだ。

しかし、国の援助がいらなくていいと言ってるところが、47都道府県のうち2ヶ所だけなんて、本当にそうなの?って感じですよね。
はっきり言って、悲しくなりそうです。
都道府県別県内総生産の順位でいくと、1番目の都市は東京ですよね。2番目は大阪。そして3番目が愛知。
。。。なんで、3番目の愛知県は国の援助はいらないと言っているのに、2番目の大阪府は必要と言ってるの?
聞く所によると、大阪府というのは、すごい財政難と聞きました。日本経済を立て直すよりも、大阪府の経済を立て直す方が難しいって。。。

内容がわからないので、なんとも言えないのですが、せめて大阪府とか、他にも地方都市がありますが、
そういうところをかかえてるところは、国の援助がなくてもやっていくのが理想のような気がするけどなぁ。
例えば、東京に隣接する神奈川県や埼玉県、千葉県とかどうなんでしょう。あと、札幌、宮城、新潟、広島、福岡はどうなんだろう。
これらの都道府県別県内総生産ランキングを見てみると、4位神奈川県、5位埼玉県、6位千葉県、7位北海道、8位兵庫県、9位福岡県、
10位静岡県、11位広島県、12位茨城県、 13位京都府、14位新潟県、15位宮城県になってました。
これをみて、以外だったのが静岡県。なぜ静岡県がこの位置に入るのだろう。
。。。そういえば、東京に住んでいたお金持ちが、静岡に移り住んでいるなんてチラッときいたことがあったような。。。
それかどうかはわからないけど、静岡県は10位なんですね。
県内総生産のトップの順位は、だいたい予想したところが入っていました。でも、ほとんどが国の援助が必要というワケなんですね。

せめて、この15位くらいまでは、国の援助はいらないよと言って欲しいところですよね。でも、できない。
なんでかなぁと自分なりに考えてみたんですけど、1つに、東京に集中してるのかなぁって。
1位の東京と2位の大阪の差は2倍以上ですよね。3倍までにはいかないけど、結構差がある感じです。
でも、2位以下の差を見ていると、そこまでないですよね。だから、東京に集中してるのかなぁって。
あと、3位の愛知が援助が必要でなくて、2位の大阪が必要というのは、やはり普通に疑問をもつところですよね。

ここで思ったのは、「財政難」というのは、単純にお金に困っているというだけではなさそうなということ。
「財政」の「財」と言う字は、「貝」と「才」にわかれてますね。「貝」はお金の意味。「才」は才能。
「財」と言う字は、お金を使う才能の意味なのかなと思って、漢和辞書をみてみたら、
「財」①たから。金銭や穀物などの価値あるものの総称。②ふちふち米③たつ。はかる。きりもりする=栽
④はたらき。才能=才。⑤資材。材料。=材⑥わずか。わずかに。=纔(サイ)
と、ありました。宝の意味もあるようですが、きりもりをするという意味もあるようですね。

「財政」の意味は、①国家や公共団体が、それを運営するために行なう、収入・支出等の経済行為。②個人の経済状態。かねまわり。やりくり。
そうですか。収入・支出等の経済行為。そういえば、「プライマリーバランス」という言葉がありましたよね。それを思い出しました。
そして、「やりくり」というのがありますね。

「やりくり」ですか。。。こう言ってはナンですが、私、なにも自慢できる物はありませんが、ただ一つ挙げるとすれば、それは、この「やりくり」なんです。
「やりくり」だけは才能があるかもと思うときがあるのです。たまにですが、自分で惚れ惚れする時があります。アタシって「やりくり」の天才かも。。。って。
なのに、地方どころか、日本全体が「財政難」。。。
「財政難」とは、「やりくり」や「きりもり」ができてないと言ってるワケなんですね。
。。。なんでだろう。「やりくり」や「きりもり」することが面倒なのかな。
私的には、「やりくり」や「きりもり」する事って、とても楽しいことだと思うんですよ。そのお金で、自分がどれだけ生きていけるかを考えるんですよ。
それまで、自分が培ってきたものや、身の回りにある物などを絡み合わせながら考えていくんです。
まぁ、私は、個人レベルを言ってるワケで、県や国レベルとは話が違うとは思うけど、でも、それでも「やりくり」や「きりもり」って必要そうですけどね。
お金の余裕があれば、それはそれでいいけど、無いといってるワケですよね。
まぁ、どういう風に「財政難」なのかがわからないので、なんとも言えないところなのですが。。。
よく聞く、国がお金を援助するにあたって、いろいろ口出ししてくるとあるみたいですが、それだけで財政難になるということはないような気がするんですよ。

そういえばチラッと聞いたことがあるのですが、そのお金の価値より、それ以上の効果を出した方がいいんですよね。
1兆円のお金を支出して、2兆円の効果をだすとか。。。これって、結果をみなければわからないのだろうけど、これが出来ると、すごくいいですよね。

「ニッポンのつくりかた・第4章 地方再生」の最後の方に、「地方分権については、21世紀におけるこの国の形を決める、とても重要な改革」
とありました。
そうかもしれないと思った。出生率のことなども関係してるかもしれない。東京以外にも、しっかりとした都市が必要ということですよね。
地方のことで考える事っていろいろありそうですね。
 
コメント
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