夢中人

sura@cosmic_a

小額訴訟

2010年05月06日 | Weblog
私は、前の記事で、「小額訴訟」の事を、小額の金額で裁判が出来る事だと思っていたのですが、
それは違ったみたいで、小額訴訟制度とは、日本の民事訴訟において、60万円以下の金銭の支払い請求について争う裁判制度
。。。ということです。

そうなんだ。。。と思って、で、なんで「小額訴訟の充実」なのだろうと思ったのです。
「裁判官と司法改革を考えよう!」では、最初は、小額訴訟は、丁寧におこなわれていたけど、
だんだんと事件数が増えてきて、原告、被告に余計なことを言わせないという裁判官が増えてきて、
原告、被告にとって、何がなんだかわからないうちに和解で終えられてしまうというような事件が増えてきて、
やっぱり裁判所は、いきたくないところだという印象が変わってないという感じだということが書いてありました。
これからすると、もっと、裁判所を一般市民に利用して欲しいということかなと思いました。
それはなんでかなと思ったのですよ。
まぁ、想像なのですけどね、法律というのは、お金持ちとか権力者向けにつくられているのが多いのかなと思って。
なぜかというと、そういうか方々が、裁判というものに触れる機会が多いのだろうし、
また、法律を気にかける機会が多いからかなと思いました。
そうすると必然的に、法律というのは、お金持ちや権力者向けになるのではないのだろうかと思ったワケです。
お金持ちや権力者というのは、そんなに多くいないワケで、一部の人々だけが、司法に触れているということになるワケですよね。
一般市民からしてみれば、裁判や法律とかは、遠いものになってしまって、なかなかそれを利用しないワケですね。
ということは、一般市民向けの法律が出来にくいということかなと思いました。
だから、小額訴訟の内容を充実をさせて、一般市民に裁判を身近に感じてもらい、利用してもらって、
一般市民向けの法律をつくっていこうと言ってるのかなと思ったのです。
法律というのが、どんなのがあるかわまだわからないのですが、そうかなと。

今、浜辺洋一郎著「司法改革」というのを読んでいるのですが、これも10年前に出版されたものですよ。
それを読んでいると、裁判をしようとした時に、弁護士さんにお願いしますよね。
その時に、弁護士選びというのは、なんていうのですか、医者選びと同じような感じかなぁと思って。
この本にはいろいろなことが書いてあるんですよ。まだ読んでいる途中なのですが、その中に、『陪審制を導入する場合には、
徹底した「証拠開示制度」、すなわち証拠をより広範に、早い段階で提出させる制度が不可欠となります』とありました。
これって、映画「それボク」で、証拠を提示してといわなければ提示されないんだと言っている場面を思いだしたのですけど、なんでだろう?
なぜ、その証拠をはっきりと出さないのだろう。。。いわゆるそれは、そうしなくてもいいと法律で決まっているのかな?
陪審員制度がはじまっているけど、今でもそうなのかな。

なんというか、「司法」というか、権力辺りというのは、新しい風が吹きにくいのでしょうね。
特に司法は、一般市民の関心も低く、携わる人がなんとなく決まっている感じで、そうだったのかもしれませんね。

今の司法は、どうなんだろうと思って本屋さんに行ってみたのですが、自分みたいな素人が読むのに、いい感じの本がなかった。。。。
周りを見渡すと、経済に関する本は沢山あるのですよ。でも、司法に関する本は少ない。
裁判になるようなトラブルは、お金のことも少なくないようなのですが、日本は、経済が発展して、
また、経済という「お金」のことに興味がある人が多いから書店に、その類の本が沢山あるワケであって、
それは、プラスの面もあれば、もちろん、マイナスの面もあるワケで、その繋がりで「司法」に関心を持っていた方がいいのかなと思ったのです。
知っといて損はなさそうですよね。
なにかあった時に、法律というのは、守ってくれるものなのでしょうね。
でも、なんか現状はそうじゃなさそうな雰囲気っぽいのです。
コメント
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