一昨日の続きです。
演奏について…2曲目「アイ・ネヴァー・ニュー」…序奏から「バレル」の歌心溢れるアドリブで心を奪われる。
「チェンバース」と「コブ」のすごーく実直なリズム隊もOKです。
その後、「コルトレーン」が、気持ち低空飛行では有るが、ナイスなソロを演って繋ぐ。
低空飛行と言っても悪い意味ではなく、後年のどこまでも飛翔するフライトではなく、バランス良く他のメンバーと一定の距離、高さからソロを演じている感じなんです。
「フラナガン」はセンシティブなソロで、「ジミー・コブ」も一発ソロを入れてくれて…いかにもバップ臭を残したモダン・ジャズ演奏が気持ち良いですよ。
3曲目「リレスト」…序奏のユニゾン演奏から、すぐさま「コルトレーン」の超絶的なスーパー・アドリブが展開される。
この曲では低空飛行ではなく、かなり上空まで「トレーン」が飛んで行ってます。
その後の「バレル」「フラナガン」の二人とも魅惑的なフレーズで曲を彩り、終盤の「チェンバース」と「コブ」のデュオでのソロ合戦で最高潮になります。
この二人のバトルが裏の聴き所です。
4曲目「ホワイ・ワズ・アイ・ボーン?」…短曲ながら、このアルバムでのベスト・チューンで、「バレル」と「コルトレーン」のデュオで演奏がなされる。
「バレル」のとても中庸な…哀愁過ぎず、ブルージー過ぎず、辛過ぎず、非常に抑えた大人の表現のギター演奏に対して、これまた「コルトレーン」の甘過ぎず、激し過ぎず、渋過ぎず…やや硬いが、チョイ辛めの大人のテナー演奏で受けます。
これも正しく中庸のスタンダードな演奏なんですが、この中庸と言うのが実は難しい。
没個性にならないで、中庸ながらも己をチョイ出しするのが、プロ中のプロ、一流がなせる業なんでしょうね。
すごーく大人のバラッド演奏です。カッコイイ!!!
5曲目「ビッグ・ポール」…序奏はあっと驚く(大袈裟)「チェンバース」のベース・ソロから始まり、その後「トミー・フラナガン」が珠玉のピアノ演奏がとても(ジャズ的に)色っぽいんです。
この二人の鎹(かすがい)に、「コブ」がシャンシャンと敲く太鼓が一役買ってます。
その後、リズム・セクションに戻って、分厚く弾くベースの「チェンバース」の渋い仕事が魅惑的ですね。
それから…いよいよ「コルトレーン」の登場ですぜ!
辛目で硬質のトーンで、ハートを揺さぶるハードなテナー演奏にいかれちまいそうです。
この頃の演奏には、「コルトレーン・チェンジ」が随所に顔を出していて、過激で有りながらもメロディアスなカデンツァが、とにかく粋ですねぇ!
この「コルトレーン」のソロだけでも充分に聴き物なんですが、それに触発されて、「バレル」もいつもよりも気合が入ったソウルフルなソロを展開して行きます。
とてもスピリチュアルな精神性の高いソロが良いですね。
更に「チェンバース」も素敵なアルコ演奏で、絶妙のソロを演ります。
そして「フラナガン」が、真珠が煌くようにおしとやかに輝かしいアドリブピアノ演奏で纏めて行きます。
最後にもう一度、「チェンバース」の名を冠した曲名通り、渋カッコイイ、一発ベースソロ演奏で〆ます。
5人の名人が程好くバトルする、ナイスなトラックですねぇ。
このアルバムも言わずとしれた名盤ですが、「ジャイアント・ステップス」する直前の、未だ人間性を残している(失礼:笑)「コルトレーン」の素晴らしい演奏が聴ける良いアルバムだと改めて認識出来ますね。
演奏について…2曲目「アイ・ネヴァー・ニュー」…序奏から「バレル」の歌心溢れるアドリブで心を奪われる。
「チェンバース」と「コブ」のすごーく実直なリズム隊もOKです。
その後、「コルトレーン」が、気持ち低空飛行では有るが、ナイスなソロを演って繋ぐ。
低空飛行と言っても悪い意味ではなく、後年のどこまでも飛翔するフライトではなく、バランス良く他のメンバーと一定の距離、高さからソロを演じている感じなんです。
「フラナガン」はセンシティブなソロで、「ジミー・コブ」も一発ソロを入れてくれて…いかにもバップ臭を残したモダン・ジャズ演奏が気持ち良いですよ。
3曲目「リレスト」…序奏のユニゾン演奏から、すぐさま「コルトレーン」の超絶的なスーパー・アドリブが展開される。
この曲では低空飛行ではなく、かなり上空まで「トレーン」が飛んで行ってます。
その後の「バレル」「フラナガン」の二人とも魅惑的なフレーズで曲を彩り、終盤の「チェンバース」と「コブ」のデュオでのソロ合戦で最高潮になります。
この二人のバトルが裏の聴き所です。
4曲目「ホワイ・ワズ・アイ・ボーン?」…短曲ながら、このアルバムでのベスト・チューンで、「バレル」と「コルトレーン」のデュオで演奏がなされる。
「バレル」のとても中庸な…哀愁過ぎず、ブルージー過ぎず、辛過ぎず、非常に抑えた大人の表現のギター演奏に対して、これまた「コルトレーン」の甘過ぎず、激し過ぎず、渋過ぎず…やや硬いが、チョイ辛めの大人のテナー演奏で受けます。
これも正しく中庸のスタンダードな演奏なんですが、この中庸と言うのが実は難しい。
没個性にならないで、中庸ながらも己をチョイ出しするのが、プロ中のプロ、一流がなせる業なんでしょうね。
すごーく大人のバラッド演奏です。カッコイイ!!!
5曲目「ビッグ・ポール」…序奏はあっと驚く(大袈裟)「チェンバース」のベース・ソロから始まり、その後「トミー・フラナガン」が珠玉のピアノ演奏がとても(ジャズ的に)色っぽいんです。
この二人の鎹(かすがい)に、「コブ」がシャンシャンと敲く太鼓が一役買ってます。
その後、リズム・セクションに戻って、分厚く弾くベースの「チェンバース」の渋い仕事が魅惑的ですね。
それから…いよいよ「コルトレーン」の登場ですぜ!
辛目で硬質のトーンで、ハートを揺さぶるハードなテナー演奏にいかれちまいそうです。
この頃の演奏には、「コルトレーン・チェンジ」が随所に顔を出していて、過激で有りながらもメロディアスなカデンツァが、とにかく粋ですねぇ!
この「コルトレーン」のソロだけでも充分に聴き物なんですが、それに触発されて、「バレル」もいつもよりも気合が入ったソウルフルなソロを展開して行きます。
とてもスピリチュアルな精神性の高いソロが良いですね。
更に「チェンバース」も素敵なアルコ演奏で、絶妙のソロを演ります。
そして「フラナガン」が、真珠が煌くようにおしとやかに輝かしいアドリブピアノ演奏で纏めて行きます。
最後にもう一度、「チェンバース」の名を冠した曲名通り、渋カッコイイ、一発ベースソロ演奏で〆ます。
5人の名人が程好くバトルする、ナイスなトラックですねぇ。
このアルバムも言わずとしれた名盤ですが、「ジャイアント・ステップス」する直前の、未だ人間性を残している(失礼:笑)「コルトレーン」の素晴らしい演奏が聴ける良いアルバムだと改めて認識出来ますね。
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