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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

アメリカ NY州に、黒人・盲人の知事誕生

2008年03月20日 19時56分53秒 | 日常
初の黒人・盲人の知事 NY州スキャンダル辞任で - MSN産経ニュースより引用

 ニューヨーク州のエリオット・スピッツァー知事の辞任を受け、同州のデービッド・パターソン副知事が17日、後任の知事に就任した。ニューヨーク州では初めての黒人知事。パターソン氏は盲人認定を受けており、米史上2人目の目の不自由な州知事となる。

パターソン氏はニューヨーク市ブルックリン生まれ。ハーレム地区選出の州上院議員を20年以上務めた。

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 奥深いですね(ため息)パターソン氏が、ハンデを越えて素晴らしいお仕事をなさっている事に感動するよりも、周囲の”政治屋”(”プレイヤー”とも言いますね)が、さぞや嬉々として暗躍したんだろうなという方に気持ちがいってしまいました。


 私の愛読書のひとつ、ケイト・ウィルヘルムの「ゴースト・レイクの秘密」の冒頭にこんなセリフが出てきます。主人公は判事で、郡判事だった夫を亡くした後、そのポジションを引き継いでいます。その主人公に政治屋の友人が、州判事への出馬を要請するのですが、

「『(亡き夫)が持っていたもの、それを全て君は持っている。しかも切り札は倍だ~そのうえ君は二人の子供の母親としても立派にやりこなしてきた。これでもし君が黒人で、車椅子に乗っていたら言う事はないんだがな』彼はニヤリと笑みをもらし~」


この作品が発表されたのは1994年でいまから13年も前ですが、読んだ当時なるほどなと思いました。次期アメリカ大統領戦を争っている、オバマ氏とH・クリントン氏のお二人も、”最高の切り札”を持っていると政治屋には映るんでしょうね。「どうすれば選挙で票を集められるか?」アメリカも日本も、突き詰めていくとそれが最重要視されています。それが目に余るから、議員さんの言葉も活動も心に響かなくなっていって、どんどん政治離れが進んでいるように思います。

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