What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

坂木司 「ひきこもり探偵」三部作 ほか

2007年09月04日 13時49分03秒 | 図書館で借りた本
 坂木司さんの”ひきこもり探偵三部作”こと、「青空の卵」「子羊の巣」「動物園の鳥」と、違う主人公の「切れない糸」を、図書館で借りて読みました。

 「青空の卵」がとても良い出来だったので、期待して続く二冊を読んだのですが、最高の盛り上がりを見せるはずの「動物園の鳥」が、思ったよりも肩透かしな内容でした。それまで短いエピソードを積み重ねて来ていたのが、「大きな傷の解明と癒し」のお話の為に、長編になったからでしょうか?ある程度予想出来た結末であったので、それに対して落胆はしませんでしたが、なんだか消化不良な気分です。 終始、穏やかな主人公と個性的な順主人公のと関係が魅力なお話でしたが、もうひと突っ込みあっても良かったんじゃないかな~と思いました。

 「切れない糸」も、同様な主人公と順主人公との関係が短編で書かれて行きます。味わいのある脇役の皆さんと、古い名作映画のにやりとさせられる使い方が良くて、一冊で終わったこの作品の方が、手元に置きたくなりました。




 最近感じたのですが、「同じ作家さんの作品をまとめて読む」と、その上達ぶり(生意気で失礼)や行き詰まりなど、変化していく様子が判って、面白いですね。

 私は割りと作家さんで本を選ぶ方なのですが、いい歳になってきたお陰で、作品数が結構ある方が多くおられて、図書館で続けて借りて読める幸運にめぐり合うと、あぁ、この作家さんはこんな風に作品が変化して来たんだと判って嬉しくなります。
(これは目下、筒井康隆さんの膨大な数の作品を、着々と読破している長男も同意見でした)

 作品ごとに質が高くなっていく方、確固たる独自のスタンスを揺るがなく様々なジャンルで書き進める方、短編(あるいは長編)にこそ才能を発揮される方、華々しい始まりをした連作なのに、段々質が下がっていく方など、様々です。
全てが商業的に成功する訳でもなく、でも自分の創作物に妥協しないで「作家」として在り続けるというのは、「苦行」に尽きるだろうなと思いました。
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楽天 田中君に「ご褒美ローテ」

2007年09月04日 10時09分52秒 | スポーツ
田中、最終戦もマ~かせた!9・26北海道凱旋登板 - スポーツ報知 - Yahoo!スポーツ

記事より引用

 楽天・田中将大投手(18)が“ご褒美ローテ”をゲットした。10勝到達を評価した首脳陣が、北海道への初の凱旋登板となる26日の日本ハム戦(札幌ドーム)と、今季最終戦となる10月3日の日本ハム戦(フルキャスト宮城)の先発を用意。最高の舞台設定で有終の美を飾る。

 田中本人も「まだ聞いてないですけど、本当ならうれしい」と喜んだ。ここまでローテーションの関係で北海道での登板はなかったが、駒大苫小牧高で3年間過ごしたマー君にとっては地元の友人、知人に晴れ姿を見せるのが一つの目標だった。

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 札幌ドームお近くにお住まいの道民の皆様、是非応援にお出かけになって下さ~い。
(ところで10月3日の日ハム戦のチケット、まだ買えるかしら?)
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